囚人服の女の子に萌えるブログ
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- 2008-08-26
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厳重拘禁囚 鮎川壬姫編38 秋の季節の懲罰器具更新編
38
朝晩は、かなり冷え込むようになってきた。
わたしが今身に着けている就寝衣は、半袖で丈の短いワンピース。
下には囚人用ボディスーツを着ているとはいえ、薄着な事には変わりない。
しかも素足。そろそろ寒さが身に染みてくる。
わたしはゆっくりと身を起こし、揃えて置いてある布靴にそっと足を入れた。
これも冷え切っている。
早瀬さんに聞いてみたところ、一応暖房設備は整えられているらしい。
ベッドの下の通風口から、温風が吹き出すという仕組みとのことだった。
けれど、実際に暖房が入るのはもう少し先になるとも知らされた。
朝晩は、かなり冷え込むようになってきた。
わたしが今身に着けている就寝衣は、半袖で丈の短いワンピース。
下には囚人用ボディスーツを着ているとはいえ、薄着な事には変わりない。
しかも素足。そろそろ寒さが身に染みてくる。
わたしはゆっくりと身を起こし、揃えて置いてある布靴にそっと足を入れた。
これも冷え切っている。
早瀬さんに聞いてみたところ、一応暖房設備は整えられているらしい。
ベッドの下の通風口から、温風が吹き出すという仕組みとのことだった。
けれど、実際に暖房が入るのはもう少し先になるとも知らされた。
鉄格子に覆われた窓の外には、もう秋の風景が広がっているのだろう。
鮮やかな紅葉。
高く澄んだ空。
爽やかに駆け抜ける風。
…今のわたしには、見ることも感じることも許されないものだけど。
やめよう。
こんな事でいちいち落ち込んでなんかいられない。
リサみたいに、たまに出される違った味の囚人食で喜んじゃうみたいな、タフな順応性を見習わなくっちゃ…。
わたしは気持ちを入れ替えるべく、両手で自分の頬をパシッと叩いた。
本当は思いっきり両腕を上げて背伸びをしたいところだけれど…。
これ以上は鎖に阻まれて無理。余計な無力感を味わうことになってしまう。
けれど、目覚めてからすぐに「うぅ~っ」とできないのはやっぱり辛い。
就寝時にもずっと戒具を嵌められたままだから、全身がどうも凝り固まってしまうような気がする。
慣れてはいるつもり。でも最近の気温の低さもあり、どうも身体が重たく感じていた。
風邪…ではないと思うけれど。
規則正しい生活と質素過ぎる食事のおかげで、体調自体は悔しいぐらいに良いから。
しかしどんな気温にも関わらず、起床後にはすぐに第1姿勢をとらなけらればならない。
それがここの規則。囚人には、甘えなどは一切許されない。
わたしは急いで掛け毛布を美しく畳み、拘帯の位置を直し、戒具の鎖の絡まりを解く。
最近は朝イチのチェックに引っかかる事は少なくなったけれど、やっぱり気が抜けない。
そして全ての準備が終わった直後に、ベルが鳴り響く。
我ながら完璧なタイミングだった。
これもここでの”教育”の成果かも。
もうここまで更正しちゃっているわたし…。
それを認めてもらって、少しでも刑期が短く…なんて淡い希望はやめておこう。
まだまだ先は長いんだから。
さ、きちんと座って待っていなくちゃ。
「巡回開始!囚人は第1姿勢保持~!」
…あの声は早瀬さんだ。
そうすると、巡回に来るのも早瀬さんかな。
たまに違うこともあるけれど、とりあえず予想を立ててみる。
実は未だに二人の刑務官がどのようなシフトで巡ってくるのか、そのパターンを完全には読むことができていない。
ついでに囚人食の巡り合わせも。
もうここに収容されて、軽く3ヶ月以上も経っているというのに…。
あえて複雑にしているのか、それとも結構いい加減なのか。
葛城さんの性格なら”常に囚人に緊張感を与えるため、巡回予定の複雑化を…”
なんて観月さんに進言していそうだし、
早瀬さんなら”そんなもん適当でいいんじゃね?”なんてあっけらかんとして言いそうだ。
ともかくいつもの事とはいえ、やっぱりこの瞬間は緊張する。
コツコツと近づいてくるブーツの足音。
さすがにどこかの脱獄囚みたいに、わたしは足音だけでその刑務官が誰なのかを判別するまでの域には達していなかった。
ガチャッ
監視孔が開かれ、動静確認がされる。
「…今日も良い姿勢ですね。エライエライ。」
早瀬さんの声。予想通りだ。私は心の中で拍手をした。
これで先週から安息日をはさんで5連続正解。
今日は号令も巡回も早瀬さん。このパターンはそう珍しい事ではない。
う~ん、難しく考えるのはよそう…。
だけど、何の娯楽も与えられることのないこの状況。
あれこれと考えを巡らせるだけでも、ちょっと楽しく感じる。
実は密かに10周連続正解を狙っている。今日の正解で記録更新だ。
「どうしたんですか?今日はちょっと嬉しそうですね」
あわわわ、顔に出ちゃったかな。
わたしはあわてて口をキュッと結んだ。
変な勘違いをされたら大変だ。
監視孔からの確認後は、戒具の点検。
早瀬さんは、こっちの方は比較的簡単に済ませてくれる。
今までここで引っかかったことは、一度もない。
手枷も足枷も、それらを繋ぐ鎖も、あまりに頑丈だ。
わたしみたいな女の子の力で、どうこうできるシロモノじゃない。
けれど拘帯の点検では…。
何度か規律違反と見なされて追加懲罰を受けたことがある。
しかもなぜか全て早瀬さんの巡回の時だけ。だから余計に緊張する。
ベルトの位置がピッタリと股に沿って通っていなかったり、
下に穿いたショーツに多量の粘液がついていたり…。
他の戒具とは違って、ここだけとってもチェックが厳しい。
しかも違反時は、形の上では叱責されるものの、早瀬さんは妙に嬉しそうにする。
わあ怖い。
「ミキさん、なにか変なことでも考えていませんか?」
ますます冴え渡る早瀬さんの鋭い勘。
わたしはぶんぶんと首を振った。ここで誘いに乗って声を出したら即アウト。
もういい加減学習済みだ。
こういう軽い意地悪が、次々と繰り返されるのが早瀬さんの朝点検の特徴。
葛城さんの執拗なチェックも大変だけれど、こっちの方も気が抜けない。
「…はぁい、今日はどこにも異常なしッ。声を出してもいいですよ」
ちょっと残念そうに見えるのは気のせいかな。
「…おはようございます、早瀬さん」
まだ第1姿勢は解除されていないので、背筋を伸ばしたまま挨拶をする。
「う~ん!いい挨拶ですね。よい子です」
早瀬さんは革手袋のまま、わたしの頭をゴシゴシしてくれた。
ちょっとくすぐったいけれど、それもまたいい。
厳しい懲罰に明け暮れる毎日の生活だけれど…。
こういう合間の時間に生まれる触れ合いが、わたしの心を安定させてくれている。
それに…。
「はい、それでは両手出して。外しますよ」
…朝の肛膣検査。
これの位置づけもわたしの中でかなり変化してきている。
管理プラグ挿入に対する事前の検査であり、もちろんその屈辱感は計り知れない。
これはずっとそのままだとは思う。
でも、最近はわたしが慣れてきたのか、早瀬さん達が慣れてきたのかはともかく、
かなりそれを”良く”してもらえるようになってきていた。
わたしには絶対に許されない”違反行為”と、決して同じではないけれども…。
結果的に似通っていることは否めない。
早瀬さんもそのことはきっとわかっているんだろう。
数回に1回ぐらいは「今日はオマケです」などといいながら、達するまでしてくれる。
「ほら、早く」
あぁ、まずい、また悪い癖。早瀬さんに急かされてしまった。
わたしはそっと両手を差し出した。
カチャリ…。
ほぼ半日ぶりに外された手枷。
そして足枷、拘帯という順番で、わたしの戒めが解かれていく…。
つかの間の自由。
わたしは早瀬さんに渡された囚人食を勢いよく吸い込んだ。
今日はバランス味…。リサの好物。よかったね…。
うぷ。
「それでは準備を済ませておいてくださいね。ごゆっくり」
早瀬さんは一旦監房の外へ出て行く。
ゆっくりと自由を満喫する暇などない。これも早瀬さんの独特の冗談だ。
使用可の表示が点滅しているうちに、排泄も済ませておかなければならない。
そして身に着けていた就寝衣と戒具の整頓も…。
慌ただしい一連の朝儀式は、本当に時間との戦いだ。
再び早瀬さんが戻ってくるまでの、約5分が勝負。
理由なく遅れてしまえば、懲罰に直結してしまう。
…
…
ガチャン…。
「済みましたか?」
早瀬さんの再登場。
「は、はい…。」
なんとか間に合ったわたしは、お尻を清拭してもらう。
こんな事すら自分でさせてもらえないのは本当に情けない。
早瀬さんだって嫌だろうな…。
「…。いつもありがとうございます…。」
わたしは両手で両足首を掴むという”拭きあげ姿勢”のまま呟くように言った。
これは今日が初めて。
「いえいえ、コレも仕事のうちですからね。それにミキさんのは…」
そこまで言って早瀬さんは「ハイ終了」と、紙をトイレの中に投げ込んだ。
手に持っているキカイのスイッチを押して、水を流す。
わたしのは…、いったい何だったのだろう?
ものすごく気になってしまうが、早瀬さんはもう次の用意していた。
「はい、懲罰衣。今日もピシっと着てください」
入所したばかりの頃は、これを着ることだけでもかなりの苦労だった。
暑い時期だったこともあって、噴き出した汗がスムーズな着用を妨げた。
特に厚手の素材でできている拘束タイツを履くのには、幾度も手を借りたほど。
もっとも最近は一人で最後までできるようになったので、早瀬さんはその様子を見守るだけだ。
けれど手伝ってもらうよりも却って緊張してしまう。
背後でじっと注視されたままというのも、気持ちの良いものではない。
わたしは脹脛や太腿にピッタリと密着するよう、慎重にタイツを引き上げる。
そして中央の開口部と股の割れ目が上手く重なるように合わせ、軽くそこに食い込ませる。
もちろんこれは直履き。
くっきりと”あの部分”が浮き上がる。ものすごく恥辱的な恰好だ。
「はい、ストップ、ちょっといいかな」
早瀬さんが背後にきて、わたしの動きを制した。
中間チェック。
わたしは静かに両手を頭の上に回す。これは規則で定められた挙動。
早瀬さんはそのまま足の先から腰まで、脚衣の密着度を確かめるように手を這わせる。
そして股の部分のファスナーを開き、わたしの局部が露出させられた。
いくら早瀬さんだからとはいっても、やっぱり激しい無力感は否めない。
「はうぅ…」
この瞬間、わたしはいつも目を瞑る。リサみたいな声が出るのは最近の癖だ。
…冷んやりとした空気にさらされるわたしのあそこ。
これから肛膣検査と管理プラグを受け入れることとなる。
昔、小学校の保健の授業で、女の子の一番大切な場所…と教えられたはず。
でも今のわたしは、毎日のように責められ、広げられ、感じさせられている。
ちっとも大切にできていない。
この厳重拘禁棟で罰せられている身である以上は、避けられない運命とは知っていても
改めて考えると、やっぱり辛いな。
あのころのわたしに、今の自分の姿は絶対に見せられないや…。
ただ早瀬さんも葛城さんも丁寧に検査をしてくれるので、それは本当に有り難く思う。
事前の丁寧な検査があるからこそ、管理プラグの受け入れも多少は楽なんだろう。
「いいですね…手を戻しなさい。はいコレ着て」
早瀬さんが上衣を手渡してくれた。
革で作られたレオタード状の服。
悔しいけれど、もうずいぶん身体に馴染んでしまっている。
何度も鞭打ちを受け、背中には幾筋もの傷が付いているのが、容易に確認できる程だ。
それでも破けたり千切れたりしないのは、さすが本革の耐久性。
私は背中のファスナーを開け、両脚を股部分から通す。
そして袖に腕を通しつつ、自分の身を包んでいった。
革独特の肌触りと匂い、拘束感。
今となってはもう気にならないけれど…。
はじめの頃は不快でたまらなかった事を思い出す。
早瀬さんが首筋までしっかりとファスナーを引き上げてくれた。
そしてあそこの場所が開かれる。
また、胸元の小さな孔に合わせて、乳首も露出されられた。
葛城さんはいつもここで例の”こりこり”を仕掛けてくるのが通例だった。
「こうすることで、位置を合わせやすくなるんですッ」とかなんとか理由を言って。
早瀬さんもここ最近同じような攻撃を掛けてくる。
…絶対に葛城さんの真似だ。
「あッ…ぅ…」
思わず声が出てしまう。
必然的にわたしの先端は大きく勃ってしまうので、孔から出して責め具を取りつけるのには都合が良いのだと思う。
これで準備完了。
わたしは早瀬さんに向き合った。
「第2姿勢とってください」
間髪を入れずに次の命令。
「はい…」
わたしはいつもの通りの場所に手を突き、両脚を広げた。
そしてあの言葉を言わなければならない。
「肛膣検査願いますっ…!」
決まりとはいえ、毎日コレを言わされるのは気が滅入る。
一方早瀬さんはこの瞬間が一番好きなのか、
「今日も大きな声で言えましたね~」
なんて褒めてくれたりもする。
大きな声で言わないと何度もやり直しの上、追加懲罰にもなりかねない。
もう完全に早瀬さんのペースだった。
…
…
…
あぅ………ぅ……ン………はぁぁあッ!!
「今日も異常ありませんね」
ゴム手袋の潤滑剤を拭いながら、早瀬さんは楽しげにそう告げた。
すっかり要領を得たのか、わたしが感じやすくなってしまったのかはわからないけれど…
このところ毎朝の肛膣で、一度達してしまうのが日課のようにもなっている。
もちろん、こうしてもらうことで管理プラグの挿入が幾分か楽になるのも事実。
「はぁ……っ、あ、ありがとうございました…」
わたしは息を切らしながら礼を述べた。
自分で言うのも何だけれど、こういう素直で健気なところが気に入られる要因だと思う。
早瀬さんは、いつも通りエライエライと言いながら、プラグの準備に入った。
「ミキさん、突然ですが」
思いがけないところで早瀬さんの通告。
決まってこういう状況においては、良いニュースということはあり得ない。
「は…はい…!?」
わたしは第2姿勢のまま、その言葉の続きを待った。
「今日から一回り大きな口径のプラグに換装することになりました」
えッ…。
どういう事でしょう…?
「今まで使用していたプラグは一番サイズの小さいものなんですね。最初のうちは
それでも十分に辛いのですが、徐々に慣れていってしまうのです」
そうか…。確かに最近はプラグの違和感も辛さも軽くなったと思っていた。
念入りな肛膣のおかげだけじゃなかったみたい…。
つまり、もうわたしのあそこは最小レベルでは罰にならない…ということ…。
「す、すみません…大きくなっちゃうんですか…?」
わたしはおそるおそる聞く。
聞いたところで実際に挿れられないとその感覚はわからないとは思うけれど…。
「今回は膣プラグの方だけですね。ですが段階的に両方のプラグを徐々に太くします」
早瀬さんはわたしの背後でプラグにゼリーを塗り込みながら、淡々と答える。
もう準備は整ったようだ。
「いいかな、挿れますよ…?」
…。
…。
あぁあぁッ!
や、やっぱり違う…!
昨日までとは比較にならないほどの、圧迫感と強烈な異物感だ…。
し、しかも、前よりも…、奥に……っ!
どうしよう、一回イっちゃっているから少しは楽に入るとも思ったのに…。
「はぁぁっぁぁッ!!!!」
わたしは久しぶりに大きな声で叫んでしまった。
さすがに早瀬さんも驚いたのか、一度手を止めてくれる。
「ぁ、痛いですか、やっぱり」
早瀬さんは一度引き抜いた後、わたしの股にも多量の潤滑剤を塗って再び挿入作業に入る。「口開いて、楽にしてくださいね」
わたしは口は開いて、目を閉じた。自然と目尻から涙が零れてくる。
お願い、早瀬さん、もう少しゆっくり…。
ぐちゅ…。
ようやくプラグはわたしの肛膣内に収められ、ベルトで固定される。
ハーネスで上半身を縛られて、露出した乳首に責め具をつけられて完了。
今までよりも”貫かれ感”が強いためか、全身が敏感になっているような気がする。
「はぁっぅ…!」
意に反しての声…。
だめ…。やっぱりなんだかおかしい…。
いつもの何倍も乳首が感じてしまう。それに…。
「今回から、以前試用した新型のプラグになりました」
早瀬さんの説明。わたしは記憶の糸を辿った。
…。
思い出した。あれはまだ暑かった頃…。
屋外で3等級囚と合同での懲罰を受けたとき…。
葛城さんに取りつけられた”第3の場所”を責める装具。
あれだ。
「ひょっとして、あの…その…、あれですか…?」
「そう、あれです」
これだけで会話が成立してしまう。
早瀬さんはじっとわたしのプラグが収まっている場所に目を遣っていた。
うぅ…。ここにきてまさかのバージョンアップ…。
「またしばらくの間、ここに来たばかりの頃と同じように辛いかもしれませんけど…
すぐに慣れますよ。ミキさんなら大丈夫です」
なんとも微妙な励ましだ。
涙ぐむわたしの頭を早瀬さんはぽんぽんと叩く。
「そうそう、ちょうどあなたがコレを試用された日に受けたインタビューですけどね…
先週の特別番組の中で放送されていましたよ。わたしも見ちゃいました」
そうだった…。
忘れかけていたけれど、あのときの取材…。
藤村さんというちょっとおかしなレポーターにいろいろとインタビューされたっけ…。
もうアレが放送されちゃったんだ。
「あの…全部、ですか…?」
「いいえ、あなたたちの姿にはモザイクですし、声も変えられていましたから大丈夫。
たしかにこんな姿では放送できませんよね…。」
早瀬さんはまたウンウンと頷く。
本当はもっと聞きたいところだけれど、これ以上無駄な話をしちゃうと規律違反とされかねない。
今度の安息日にでも、じっくり聞かせてもらおうかな…。
聞かなくても喋ってくれそうな気もするけれど…、早瀬さんなら。
「さ、もう良いですか?今日はA懲罰2回です、しっかりね」
わたしは早瀬さんに両腕を捕られ、奥の檻の中にと連れられた。
吊られた手鎖と、壁に繋がる足鎖に拘束される。
管理プラグに電源供給ユニットが接続されて、動作確認の鳴動が来た。
「あっぅ…」
…やっぱり前の規格よりも強烈に感じてしまう。
「開始のベルが鳴るまで待機、それではミキさん、がんばって」
早瀬さんが檻の扉を閉め、施錠する。
今日は何回達してしまうのか…。
わたしは動かすことのできない身体に、力を込めた。覚悟を決めよう…。
”新型”装着の初日、わたしへの懲罰がいよいよ始まる
鮮やかな紅葉。
高く澄んだ空。
爽やかに駆け抜ける風。
…今のわたしには、見ることも感じることも許されないものだけど。
やめよう。
こんな事でいちいち落ち込んでなんかいられない。
リサみたいに、たまに出される違った味の囚人食で喜んじゃうみたいな、タフな順応性を見習わなくっちゃ…。
わたしは気持ちを入れ替えるべく、両手で自分の頬をパシッと叩いた。
本当は思いっきり両腕を上げて背伸びをしたいところだけれど…。
これ以上は鎖に阻まれて無理。余計な無力感を味わうことになってしまう。
けれど、目覚めてからすぐに「うぅ~っ」とできないのはやっぱり辛い。
就寝時にもずっと戒具を嵌められたままだから、全身がどうも凝り固まってしまうような気がする。
慣れてはいるつもり。でも最近の気温の低さもあり、どうも身体が重たく感じていた。
風邪…ではないと思うけれど。
規則正しい生活と質素過ぎる食事のおかげで、体調自体は悔しいぐらいに良いから。
しかしどんな気温にも関わらず、起床後にはすぐに第1姿勢をとらなけらればならない。
それがここの規則。囚人には、甘えなどは一切許されない。
わたしは急いで掛け毛布を美しく畳み、拘帯の位置を直し、戒具の鎖の絡まりを解く。
最近は朝イチのチェックに引っかかる事は少なくなったけれど、やっぱり気が抜けない。
そして全ての準備が終わった直後に、ベルが鳴り響く。
我ながら完璧なタイミングだった。
これもここでの”教育”の成果かも。
もうここまで更正しちゃっているわたし…。
それを認めてもらって、少しでも刑期が短く…なんて淡い希望はやめておこう。
まだまだ先は長いんだから。
さ、きちんと座って待っていなくちゃ。
「巡回開始!囚人は第1姿勢保持~!」
…あの声は早瀬さんだ。
そうすると、巡回に来るのも早瀬さんかな。
たまに違うこともあるけれど、とりあえず予想を立ててみる。
実は未だに二人の刑務官がどのようなシフトで巡ってくるのか、そのパターンを完全には読むことができていない。
ついでに囚人食の巡り合わせも。
もうここに収容されて、軽く3ヶ月以上も経っているというのに…。
あえて複雑にしているのか、それとも結構いい加減なのか。
葛城さんの性格なら”常に囚人に緊張感を与えるため、巡回予定の複雑化を…”
なんて観月さんに進言していそうだし、
早瀬さんなら”そんなもん適当でいいんじゃね?”なんてあっけらかんとして言いそうだ。
ともかくいつもの事とはいえ、やっぱりこの瞬間は緊張する。
コツコツと近づいてくるブーツの足音。
さすがにどこかの脱獄囚みたいに、わたしは足音だけでその刑務官が誰なのかを判別するまでの域には達していなかった。
ガチャッ
監視孔が開かれ、動静確認がされる。
「…今日も良い姿勢ですね。エライエライ。」
早瀬さんの声。予想通りだ。私は心の中で拍手をした。
これで先週から安息日をはさんで5連続正解。
今日は号令も巡回も早瀬さん。このパターンはそう珍しい事ではない。
う~ん、難しく考えるのはよそう…。
だけど、何の娯楽も与えられることのないこの状況。
あれこれと考えを巡らせるだけでも、ちょっと楽しく感じる。
実は密かに10周連続正解を狙っている。今日の正解で記録更新だ。
「どうしたんですか?今日はちょっと嬉しそうですね」
あわわわ、顔に出ちゃったかな。
わたしはあわてて口をキュッと結んだ。
変な勘違いをされたら大変だ。
監視孔からの確認後は、戒具の点検。
早瀬さんは、こっちの方は比較的簡単に済ませてくれる。
今までここで引っかかったことは、一度もない。
手枷も足枷も、それらを繋ぐ鎖も、あまりに頑丈だ。
わたしみたいな女の子の力で、どうこうできるシロモノじゃない。
けれど拘帯の点検では…。
何度か規律違反と見なされて追加懲罰を受けたことがある。
しかもなぜか全て早瀬さんの巡回の時だけ。だから余計に緊張する。
ベルトの位置がピッタリと股に沿って通っていなかったり、
下に穿いたショーツに多量の粘液がついていたり…。
他の戒具とは違って、ここだけとってもチェックが厳しい。
しかも違反時は、形の上では叱責されるものの、早瀬さんは妙に嬉しそうにする。
わあ怖い。
「ミキさん、なにか変なことでも考えていませんか?」
ますます冴え渡る早瀬さんの鋭い勘。
わたしはぶんぶんと首を振った。ここで誘いに乗って声を出したら即アウト。
もういい加減学習済みだ。
こういう軽い意地悪が、次々と繰り返されるのが早瀬さんの朝点検の特徴。
葛城さんの執拗なチェックも大変だけれど、こっちの方も気が抜けない。
「…はぁい、今日はどこにも異常なしッ。声を出してもいいですよ」
ちょっと残念そうに見えるのは気のせいかな。
「…おはようございます、早瀬さん」
まだ第1姿勢は解除されていないので、背筋を伸ばしたまま挨拶をする。
「う~ん!いい挨拶ですね。よい子です」
早瀬さんは革手袋のまま、わたしの頭をゴシゴシしてくれた。
ちょっとくすぐったいけれど、それもまたいい。
厳しい懲罰に明け暮れる毎日の生活だけれど…。
こういう合間の時間に生まれる触れ合いが、わたしの心を安定させてくれている。
それに…。
「はい、それでは両手出して。外しますよ」
…朝の肛膣検査。
これの位置づけもわたしの中でかなり変化してきている。
管理プラグ挿入に対する事前の検査であり、もちろんその屈辱感は計り知れない。
これはずっとそのままだとは思う。
でも、最近はわたしが慣れてきたのか、早瀬さん達が慣れてきたのかはともかく、
かなりそれを”良く”してもらえるようになってきていた。
わたしには絶対に許されない”違反行為”と、決して同じではないけれども…。
結果的に似通っていることは否めない。
早瀬さんもそのことはきっとわかっているんだろう。
数回に1回ぐらいは「今日はオマケです」などといいながら、達するまでしてくれる。
「ほら、早く」
あぁ、まずい、また悪い癖。早瀬さんに急かされてしまった。
わたしはそっと両手を差し出した。
カチャリ…。
ほぼ半日ぶりに外された手枷。
そして足枷、拘帯という順番で、わたしの戒めが解かれていく…。
つかの間の自由。
わたしは早瀬さんに渡された囚人食を勢いよく吸い込んだ。
今日はバランス味…。リサの好物。よかったね…。
うぷ。
「それでは準備を済ませておいてくださいね。ごゆっくり」
早瀬さんは一旦監房の外へ出て行く。
ゆっくりと自由を満喫する暇などない。これも早瀬さんの独特の冗談だ。
使用可の表示が点滅しているうちに、排泄も済ませておかなければならない。
そして身に着けていた就寝衣と戒具の整頓も…。
慌ただしい一連の朝儀式は、本当に時間との戦いだ。
再び早瀬さんが戻ってくるまでの、約5分が勝負。
理由なく遅れてしまえば、懲罰に直結してしまう。
…
…
ガチャン…。
「済みましたか?」
早瀬さんの再登場。
「は、はい…。」
なんとか間に合ったわたしは、お尻を清拭してもらう。
こんな事すら自分でさせてもらえないのは本当に情けない。
早瀬さんだって嫌だろうな…。
「…。いつもありがとうございます…。」
わたしは両手で両足首を掴むという”拭きあげ姿勢”のまま呟くように言った。
これは今日が初めて。
「いえいえ、コレも仕事のうちですからね。それにミキさんのは…」
そこまで言って早瀬さんは「ハイ終了」と、紙をトイレの中に投げ込んだ。
手に持っているキカイのスイッチを押して、水を流す。
わたしのは…、いったい何だったのだろう?
ものすごく気になってしまうが、早瀬さんはもう次の用意していた。
「はい、懲罰衣。今日もピシっと着てください」
入所したばかりの頃は、これを着ることだけでもかなりの苦労だった。
暑い時期だったこともあって、噴き出した汗がスムーズな着用を妨げた。
特に厚手の素材でできている拘束タイツを履くのには、幾度も手を借りたほど。
もっとも最近は一人で最後までできるようになったので、早瀬さんはその様子を見守るだけだ。
けれど手伝ってもらうよりも却って緊張してしまう。
背後でじっと注視されたままというのも、気持ちの良いものではない。
わたしは脹脛や太腿にピッタリと密着するよう、慎重にタイツを引き上げる。
そして中央の開口部と股の割れ目が上手く重なるように合わせ、軽くそこに食い込ませる。
もちろんこれは直履き。
くっきりと”あの部分”が浮き上がる。ものすごく恥辱的な恰好だ。
「はい、ストップ、ちょっといいかな」
早瀬さんが背後にきて、わたしの動きを制した。
中間チェック。
わたしは静かに両手を頭の上に回す。これは規則で定められた挙動。
早瀬さんはそのまま足の先から腰まで、脚衣の密着度を確かめるように手を這わせる。
そして股の部分のファスナーを開き、わたしの局部が露出させられた。
いくら早瀬さんだからとはいっても、やっぱり激しい無力感は否めない。
「はうぅ…」
この瞬間、わたしはいつも目を瞑る。リサみたいな声が出るのは最近の癖だ。
…冷んやりとした空気にさらされるわたしのあそこ。
これから肛膣検査と管理プラグを受け入れることとなる。
昔、小学校の保健の授業で、女の子の一番大切な場所…と教えられたはず。
でも今のわたしは、毎日のように責められ、広げられ、感じさせられている。
ちっとも大切にできていない。
この厳重拘禁棟で罰せられている身である以上は、避けられない運命とは知っていても
改めて考えると、やっぱり辛いな。
あのころのわたしに、今の自分の姿は絶対に見せられないや…。
ただ早瀬さんも葛城さんも丁寧に検査をしてくれるので、それは本当に有り難く思う。
事前の丁寧な検査があるからこそ、管理プラグの受け入れも多少は楽なんだろう。
「いいですね…手を戻しなさい。はいコレ着て」
早瀬さんが上衣を手渡してくれた。
革で作られたレオタード状の服。
悔しいけれど、もうずいぶん身体に馴染んでしまっている。
何度も鞭打ちを受け、背中には幾筋もの傷が付いているのが、容易に確認できる程だ。
それでも破けたり千切れたりしないのは、さすが本革の耐久性。
私は背中のファスナーを開け、両脚を股部分から通す。
そして袖に腕を通しつつ、自分の身を包んでいった。
革独特の肌触りと匂い、拘束感。
今となってはもう気にならないけれど…。
はじめの頃は不快でたまらなかった事を思い出す。
早瀬さんが首筋までしっかりとファスナーを引き上げてくれた。
そしてあそこの場所が開かれる。
また、胸元の小さな孔に合わせて、乳首も露出されられた。
葛城さんはいつもここで例の”こりこり”を仕掛けてくるのが通例だった。
「こうすることで、位置を合わせやすくなるんですッ」とかなんとか理由を言って。
早瀬さんもここ最近同じような攻撃を掛けてくる。
…絶対に葛城さんの真似だ。
「あッ…ぅ…」
思わず声が出てしまう。
必然的にわたしの先端は大きく勃ってしまうので、孔から出して責め具を取りつけるのには都合が良いのだと思う。
これで準備完了。
わたしは早瀬さんに向き合った。
「第2姿勢とってください」
間髪を入れずに次の命令。
「はい…」
わたしはいつもの通りの場所に手を突き、両脚を広げた。
そしてあの言葉を言わなければならない。
「肛膣検査願いますっ…!」
決まりとはいえ、毎日コレを言わされるのは気が滅入る。
一方早瀬さんはこの瞬間が一番好きなのか、
「今日も大きな声で言えましたね~」
なんて褒めてくれたりもする。
大きな声で言わないと何度もやり直しの上、追加懲罰にもなりかねない。
もう完全に早瀬さんのペースだった。
…
…
…
あぅ………ぅ……ン………はぁぁあッ!!
「今日も異常ありませんね」
ゴム手袋の潤滑剤を拭いながら、早瀬さんは楽しげにそう告げた。
すっかり要領を得たのか、わたしが感じやすくなってしまったのかはわからないけれど…
このところ毎朝の肛膣で、一度達してしまうのが日課のようにもなっている。
もちろん、こうしてもらうことで管理プラグの挿入が幾分か楽になるのも事実。
「はぁ……っ、あ、ありがとうございました…」
わたしは息を切らしながら礼を述べた。
自分で言うのも何だけれど、こういう素直で健気なところが気に入られる要因だと思う。
早瀬さんは、いつも通りエライエライと言いながら、プラグの準備に入った。
「ミキさん、突然ですが」
思いがけないところで早瀬さんの通告。
決まってこういう状況においては、良いニュースということはあり得ない。
「は…はい…!?」
わたしは第2姿勢のまま、その言葉の続きを待った。
「今日から一回り大きな口径のプラグに換装することになりました」
えッ…。
どういう事でしょう…?
「今まで使用していたプラグは一番サイズの小さいものなんですね。最初のうちは
それでも十分に辛いのですが、徐々に慣れていってしまうのです」
そうか…。確かに最近はプラグの違和感も辛さも軽くなったと思っていた。
念入りな肛膣のおかげだけじゃなかったみたい…。
つまり、もうわたしのあそこは最小レベルでは罰にならない…ということ…。
「す、すみません…大きくなっちゃうんですか…?」
わたしはおそるおそる聞く。
聞いたところで実際に挿れられないとその感覚はわからないとは思うけれど…。
「今回は膣プラグの方だけですね。ですが段階的に両方のプラグを徐々に太くします」
早瀬さんはわたしの背後でプラグにゼリーを塗り込みながら、淡々と答える。
もう準備は整ったようだ。
「いいかな、挿れますよ…?」
…。
…。
あぁあぁッ!
や、やっぱり違う…!
昨日までとは比較にならないほどの、圧迫感と強烈な異物感だ…。
し、しかも、前よりも…、奥に……っ!
どうしよう、一回イっちゃっているから少しは楽に入るとも思ったのに…。
「はぁぁっぁぁッ!!!!」
わたしは久しぶりに大きな声で叫んでしまった。
さすがに早瀬さんも驚いたのか、一度手を止めてくれる。
「ぁ、痛いですか、やっぱり」
早瀬さんは一度引き抜いた後、わたしの股にも多量の潤滑剤を塗って再び挿入作業に入る。「口開いて、楽にしてくださいね」
わたしは口は開いて、目を閉じた。自然と目尻から涙が零れてくる。
お願い、早瀬さん、もう少しゆっくり…。
ぐちゅ…。
ようやくプラグはわたしの肛膣内に収められ、ベルトで固定される。
ハーネスで上半身を縛られて、露出した乳首に責め具をつけられて完了。
今までよりも”貫かれ感”が強いためか、全身が敏感になっているような気がする。
「はぁっぅ…!」
意に反しての声…。
だめ…。やっぱりなんだかおかしい…。
いつもの何倍も乳首が感じてしまう。それに…。
「今回から、以前試用した新型のプラグになりました」
早瀬さんの説明。わたしは記憶の糸を辿った。
…。
思い出した。あれはまだ暑かった頃…。
屋外で3等級囚と合同での懲罰を受けたとき…。
葛城さんに取りつけられた”第3の場所”を責める装具。
あれだ。
「ひょっとして、あの…その…、あれですか…?」
「そう、あれです」
これだけで会話が成立してしまう。
早瀬さんはじっとわたしのプラグが収まっている場所に目を遣っていた。
うぅ…。ここにきてまさかのバージョンアップ…。
「またしばらくの間、ここに来たばかりの頃と同じように辛いかもしれませんけど…
すぐに慣れますよ。ミキさんなら大丈夫です」
なんとも微妙な励ましだ。
涙ぐむわたしの頭を早瀬さんはぽんぽんと叩く。
「そうそう、ちょうどあなたがコレを試用された日に受けたインタビューですけどね…
先週の特別番組の中で放送されていましたよ。わたしも見ちゃいました」
そうだった…。
忘れかけていたけれど、あのときの取材…。
藤村さんというちょっとおかしなレポーターにいろいろとインタビューされたっけ…。
もうアレが放送されちゃったんだ。
「あの…全部、ですか…?」
「いいえ、あなたたちの姿にはモザイクですし、声も変えられていましたから大丈夫。
たしかにこんな姿では放送できませんよね…。」
早瀬さんはまたウンウンと頷く。
本当はもっと聞きたいところだけれど、これ以上無駄な話をしちゃうと規律違反とされかねない。
今度の安息日にでも、じっくり聞かせてもらおうかな…。
聞かなくても喋ってくれそうな気もするけれど…、早瀬さんなら。
「さ、もう良いですか?今日はA懲罰2回です、しっかりね」
わたしは早瀬さんに両腕を捕られ、奥の檻の中にと連れられた。
吊られた手鎖と、壁に繋がる足鎖に拘束される。
管理プラグに電源供給ユニットが接続されて、動作確認の鳴動が来た。
「あっぅ…」
…やっぱり前の規格よりも強烈に感じてしまう。
「開始のベルが鳴るまで待機、それではミキさん、がんばって」
早瀬さんが檻の扉を閉め、施錠する。
今日は何回達してしまうのか…。
わたしは動かすことのできない身体に、力を込めた。覚悟を決めよう…。
”新型”装着の初日、わたしへの懲罰がいよいよ始まる
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たのしみです。