2ntブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://syuujinhuku.blog.2nt.com/tb.php/14-612285dc
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

囚人服 外崎香織編 TVリポーター藤村アスミ視点編

2 
「所内での取材時には、わたし達と同様の服装をしてもらいます」
そういわれて、アスミは素直に看守の制服を身に着けた。
短めの上衣、厚地のタイトスカート。そしてぴっちりとした革のブーツを履く。
制帽を目深に被り、貸与された装具も看守たちと同様にセッティングする。
収容されている囚人に、不安や動揺を与えないための措置だという。
アスミは複雑な気持ちだった。
自分が看守の姿になることは、予想していなかった。
むしろ、身に着けるのであれば、収容されている女の子達が身に纏っている
薄いワンピース型の囚人服の方がよかったと思ったくらいだ。

それでもアスミは気を取り直し、唯一の取材道具である小型カメラを携え、
ベテラン女看守、大倉と行動をともにした。
「これからここに収容されている厳重拘禁刑の女囚達を移送することになっています。」
アスミは明らかに雰囲気の違う区画に足を踏み入れたことを、空気の匂いで実感した。
何重にも鍵のかけられた鉄の扉をくぐりながら、監房の奥に二人は入っていく。
「はい、そのように聞いています」
「今日は、私と葛城という新人看守が一人の女囚の移送準備を行うところをお見せしようと思います。
藤村さんは、やや離れたところで撮影に当たってください」
「はい・・・わかりました。」

女囚たちの移送場面に立ち会うことができるのは幸運だ、とアスミは思った。。
このような大規模の女囚移送はそうそう行われるものではない。まして通常とは違う、
厳重拘禁を命じられている女囚たちだ。きっと想像を超える光景を目にすることができるに違いない。
不意に胸の高鳴りと、熱い疼きがこみ上げてくる。

すでにかなりの奥まで入り込んでいるようだ。
両側には、監房の扉がずらりと並ぶ区画となっていた。
「ここが厳重拘禁区となっています。年齢の若い女囚の区域です。
現在の収容者は20名。本日の移送はそのうちの半数の10名です。」
大倉の説明を受けながらアスミはカメラを回し続ける。

「そして、ここが監房。女囚の生活の場です」
アスミは、現在は使われていない監房の中に案内された。
「わぁ・・・・せまい・・・・。」
「そうですね、拘置所などは3畳の広さといわれていますが、ここは同じかやや狭いくらいです。
基本的に、女囚達はここで一日中鎖に繋がれることになります」
大倉の説明を聞いてか聞かずか、アスミは壁や床に設置された鉄の輪に目を向けた。
「それは女囚の枷に結わえ付けた鎖を繋ぐ部分です」
大倉の静かな説明が続く。
「そ、そうんなんですか・・・」
ここでは自分の想像以上に厳しい拘束が実際に行われている。
だが、そのことはアスミにとって大きく興味をそそられる事実だった。

「ずっと鎖に?」
「基本的に、そうです。手枷、足枷、首枷を鎖で連結し、拘束します」
「一日中・・ですか?」
「そうですね。ここでは女囚に一切の自由を与えておりませんので」
さも当然という表情の大倉は、他に質問がないかどうかを促した。
アスミは、壁にかけられている奇妙な衣服を指差した。
「これ・・・・は??」
「監外着といいます。女囚達がこの監房から外に出るときに必ず身に着けなければならない衣服、
つまり拘束衣ですね。上下繋がりの革でつくられています」
拘束衣。
淡々と説明をする大倉のその言葉に、アスミはさらに強い興奮を覚えた。

「こ、この服を女囚達が着せられるんですね?そして、これも・・・・?」
アスミは床に置かれていた、2つの奇妙な突起物が取り付けられた革ベルトを手に取った。
「ええ、同時にその器具、AVプラグといいますが、
それが女囚の肛門と膣の両方に挿入されることになっています。まあ、表向きは持ち込み防止、
逃走防止のための器具ですが、実際は囚人に自らの立場を思い知らせ、強い屈辱感、被虐感を
与えるための器具ともいえるでしょうね。実際、この器具を装着すると、反抗的な女囚でも大人しく
命令に従うようになるものです」
大倉は得意げに説明を続けた。
アスミは説明を聞きながら、自分の動悸がより一層激しくなっていくのを感じていた。
「これから実際に行いますので少し離れて撮影してください」
「は、はい」
「女囚の性器も露になりますが、さすがにそれは編集でお願いします」

「は、はい、わかりました・・・・」
次々に指示を出す大倉の言葉にアスミは表面上だけ何度もうなずき返していた。
そしてアスミは呆然とその器具と拘束衣を見つめる。
これを着せられ、その器具を二つの穴に深々と挿入される・・・。
そしてその姿で歩かされ連行されていく少女囚たち・・・。
アスミはいつしかその哀れな女囚となって、革の拘束衣姿に鎖に繋がれて
引きたてられていく自分の様子を思い浮かべた。

だめだめだめだめ。

いったい何を想像しているんだろう、私。
私は何に興奮しているんだろう。

大きく顔を横に振るったアスミを横目に、大倉は小さな手招きを行う。
「葛城、こっち」
大倉が若い看守を呼びつけてアスミに紹介した。
「新人看守です。今日は私と組になり、一人の女囚の移送を担当することになっています。」
「え、と、葛城沙由莉といいます。よろしくお願いします」
葛城という若い看守は、ぎこちなく挨拶をし、アスミに頭を下げた。
「私たちが移送の担当をするのは、この隣の監房に収容されている、外崎香織という19歳の女囚です。
彼女は厳重拘禁刑の宣告を受け服役中。先月でもう丸2年となります。」
アスミがメモを走らせ、それが終わるのを確認すると大倉が促した。
「では開始します。藤村さんは少し下がった場所で撮影に当たってください。
その後われわれは女囚とともに場所を移動します。少し離れて付いてきてくださいね」

アスミはもっと近くまで寄りたかったが仕方がない。
二人が監房の鉄格子を開け、中の女囚になにやら話しかけている。
外崎香織という少女囚は、素直に命令に従うようだった。
アスミは少女囚の足元から撮影を行う。
素足に履いている薄汚れた白の布靴。そして鉄の枷。かすかに見える灰色の下着。
そして丈の短い薄青の囚人服。重そうな鎖の結わえ付けられた手枷、首枷、そして革の防声具。
次にアスミはカメラを引き、彼女の全身を写した。

驚くほどの華奢な体つき。ほっそりとした手足。
彼女はとても囚人には見えない、綺麗な顔立ちの少女だった。
その美しい少女に、まさにこれからあの禍々しい革の拘束衣が装着されていく。
アスミは、その光景を想像し、ごくりと息を呑み込んだ。

手間取っているようだったが、葛城看守は大倉看守の助けを得ながら、女囚の拘束を進めていく。少女囚は、革の防声具を嵌められてはいるものの、時々小さなうめき声や喘ぎ声を上げている。それでも大きな抵抗をしないのは、行き届いた管理の成果だろうか。

拘束衣の装着が終わると、つづけてAVプラグの挿入が行われるようだった。
アスミはカメラをしっかりと構えた。
言い知れぬさらなる興奮が襲い掛り、息が荒くなるのが自分でもよくわかる。

少女囚の股にあてがわれた器具が、大倉の手によって、ゆっくりと彼女の中に挿し込まれていく。
動くことを禁じられた彼女の両足が、かすかに震えているのが見えた。

「さ、両手を」
大倉の命令に素直に従う少女囚。
その彼女の姿は、革の拘束衣と鎖や枷に厳しく戒められていた。
彼女のうつろな目と、一瞬だけ視線が合ったが、アスミは思わずそらした。
「それでは、移送のため囚人の待機場所へと連行します」
大倉の命令。
その哀れな少女囚は、二人の看守に挟まれるような形で歩かされ、回廊の奥にその姿を消した。
その直後、アスミは、膝を折るようにしてその場に崩れ落ちた。

あの少女囚に、なってみたい。
あの哀れな女囚になりたい。
あのような姿で、縛られ、つながれ、そして恥ずかしい部分にまで拘束具を施され。

何を私は望んでいるの?
何に興奮しているの??
アスミは激しくこみ上げてくる感情を、抑えきれずにいた。

ふと、空き監房の中に見える、先ほどの革の拘束衣。
アスミは無意識に身に着けていた衣服を脱ぎ捨て、そしてそれを纏い始めた。


わたしも、いつか・・・あんなふうに・・・・





第1部・完

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://syuujinhuku.blog.2nt.com/tb.php/14-612285dc
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

周栗移夢

Author:周栗移夢
緊縛・拘束・縄・枷・轡にピンときましたら
閲覧してくださいな

最新記事

最新トラックバック

FC2カウンター

FC2カウンター(オンライン)

現在の閲覧者数:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード