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厳重拘禁囚 鮎川壬姫14 4等級棟 A懲罰早瀬明夜刑務官視点編

14

最終チェック終了。
私は檻の外に出て施錠する。
「現時点をもってミキさんに発声禁止を命じます。……、……。」
ミキのあのような姿を目の前にしては、他にも声をかけてあげたくもなるけれど…
やっぱりそこは、刑務官としてのケジメだ。
ぐっとこらえなきゃ。

そして監房の扉を閉める。
凄い音だ。
中にいるミキにとっては、絶望的な気分に拍車がかかるだろう。
壁に設置された遠隔操作機にある、「A懲罰」ボタンに触れた。
短い電子音とともに画面が切り替わる。

 【囚人名】鮎川壬姫(4等級) 【囚人番号】A01    
【開始時刻】08:31   【終了時刻】09:45
【種別】A懲罰・通算001回目
【執行責任者】 早瀬明夜

  執行開始 ・ キャンセル

事務的な文字情報の羅列。
全てを確認した後に、左の「執行開始」に触れた。

<A懲罰を開始します。>
自動音声が流れる。
相変わらず場の空気を読まない女性の声。
明るいトーンで凄いことを口走る。

その瞬間、檻の中の吊手鎖が動き出し、ミキをさらに強く拘束し始めた。
各囚人の体格に合わせて、最適な高さと幅に調節できるような仕掛けだ。
プラグにも通電が開始され、肛具には微かな振動、膣具には空圧がかけられ始める。
画面表示が表示が大きく「A懲罰執行中」に変更された。
鮮やかなオレンジ色をした極太の明朝体の文字が、黒の背景で点滅している。
なんだか、どこかで見たことのあるようなデザインだ。





…あぁ、だけどさっきはホントに失敗だった。
何をしていたんだろう、私は、全く。
事務的な処置だと頭ではわかってる。
でも実際、こう、ミキの性器を指で弄るわけだ。
綺麗な色をしていた。薄い桃色。
私が中で指を動かすと、それに応じて小さく聞こえる喘ぎ声。
必死にこらえようと身を捩るさまが、どうしても可愛い。
だからつい、必要以上に。

…いやいや、だから何を考えているんだって。
私は頭を振る。
ついでに鞭も振る。
ミキに『早く挿れてください』とまで言われてしまった。
我に返ったのは、その言葉だった。
やっぱり私はどうかしてる。
相手は女の子。
しかも厳重拘禁囚だというのに。
なんで囚人服の女の子に萌えているんだろう、私って。

私は自分の頬を一回ひっぱたいた。
どうしてもミキの姿が浮かんで消えなかったから。

私は詳細情報に表示を切り替えた。相変わらず近未来風の画面構成だ。

【体温】37.0℃(直腸内)
 【脈拍】平均67 
 【膣圧】正常 
 
 【肛具動作状況】 振動/微弱
【膣具動作状況】 空圧速度/低 振動/停止 回転/停止
 【呼吸制御装置】 未接続
【自動打擲装置】 未接続
 【胸部狭窄装置】 未接続
 【囚人動静状況】 静止状態


管理プラグなどから送信されるデータが一覧表示さる。
右下のウィンドウには、ミキの姿も映し出されていた。
全身像と、表情のアップ。

…   ぷしゅー…。
…   ぷしゅー…。

同時に監房内の音声も聞くことができる。

鎖に吊り下げられたミキ。
口元をしっかりと結ぼうとしているものの、微かに吐息を漏らしているようだ。
膣具の空圧動作に連動するように、懲罰衣に包まれた全身が震えるのがわかる。

A懲罰。
囚人を手鎖と足鎖で拘束され、管理プラグによる刺激を局部に与え続けられる。
その動静は監視カメラにより常時チェックされ、足の位置などがあらかじめ設定された
許容範囲を超えた動きをすると、強烈な振動と回転による「お仕置き」が付加される罰。
監房内での厳正な拘禁により規律を守らせ、囚人自身により深い反省を促すため…
などと説明もできるけれど、要するにこれは責め苦。
それも彼女たちのように、若い女の子に向けて特化されたとって最も辛く耐え難い辱め。

その苦しさは、モニターに映し出されたミキの表情からも容易に想像がつく。
蠢くプラグを深々とくわえ込まされ、全身を締め上げられ、動くことすら許されない。
手足の鉄枷に結わえ付けられた鎖にも、その細かい振動が伝わっている。
ミキは天を仰ぎ、そして今度は深くうなだれる。
きつく閉じられた双眸。
その隙間から漏れ零れた一筋の涙が、スッと頬を伝う。

だけど…じきにそれも無駄な抵抗となるだろう。
時間を追うごとに空圧のかかり方が複雑になり、与える苦痛が激しくなるように
設定されている。
やがて囚人が苦痛に耐えきれずに、少しでも足が動くと懲罰の発動。
既に決まっているシナリオだ。

ミキの履いているタイツ型の拘束ブーツの爪先に、その動きを判別するセンサーが
取り付けられていた。
これをカメラが認識する。
ここでは、新入房よりもさらにシビアな設定となっているはず。
私は、設定確認のキーを押す。
【許容動作範囲】 3cm以下
と確認できる。
一番厳しい設定だ。

同時に画面下部に、経過時間とミキの動きがグラフで表示されている。
経過時間7分、最大2.6cm…か。
かなり頑張って耐えている方かもしれない。

私は画面を元に戻し、奥の監房でA02番の移房に携わった葛城を待った。
背後からは、小さなスピーカーから漏れるミキの喘ぎ。
その切なげで苦しみに満ちた声は、どうしても私の心に突き刺さる。



「早瀬」
処置を終えた葛城が近づく。A02番の少女は1つ奥の監房だった。
「ちょっと時間がかかった。早瀬の縛りは解くのが難しくて」
葛城はそう言いながら、私の顔を覗き込む。
「どうした?暗い顔をして」
こんな薄暗い場所で暗い顔とわかるほどなのだから、相当なのだろう。

私は何でもないと言い葛城に問いかけた。
「こっちは順調に終わった。そっちはどう」
「プラグ挿れるときに少し暴れたよ。やっぱりまだ覚悟ができてないみたい。
 その点A01番は早瀬には特に従順みたいだから、扱い易かったんじゃない」
な…、何を言うんだろう。
「や…、べ、別に…そんなことは」
ああもう、動揺しているのがバレバレじゃないか。
私はあわてて別の話題を探した。

ピピッ

短い電子音。モニターを確認すると「A懲罰」の文字が反転し、点滅が激しくなっている。
動静監視センサーの反応だ。
「…始まったね」
葛城の一言。

モニターの中のミキは、全身を突っ張り悶え苦しみ始めた。
まるで電流を流されたかのように、仰け反り、震え、跳ねる。

 ふあぁ…ッ!!ああっぁぁ…!!…ッ!!!!

ミキの哀しい喘ぎが、スピーカーを通して回廊の中に響き渡る。
「…ッ、葛城、早く詰所に戻ろう」
私は胸に込み上げるものを振り払うかのように、足早にエレベーターホールに向かった。
だめだ。
特別な感情は持ってはいけないはずなのに。
こんなんじゃ刑務官失格。

これは懲罰。
厳重拘禁囚の宿命。
だけど、そうわかっていても…。

エレベーターの中で、葛城は黙って私の肩を叩いてくれた。
「まだまだ…と言いたいところだけど、キツイよね。こういうの。わかるよ」
私は黙って頷いた。
視界が僅かにぼやける。
刑務官になって、初めて流した涙だった。

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