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厳重拘禁囚 鮎川壬姫16 4等級棟 集中懲罰室黒縄緊縛移送編

16

わたしのリサに対する第1印象は最悪に近かった。
というか、実際あの子のせいで散々な目に遭わされたから、それも当然。
見た目もそうだけど、女々しい上にどうにも子どもっぽい。というか幼い。
あのロリ顔で全開のアニメ声。どんなキャラだ。
しかも全裸で股縄の緊縛姿ときたら、その存在自体犯罪の臭いがする。

だけど面と向き合って話をしてみると、そんなに賢そうには思えないものの、
意外としっかりした印象だった。
やっぱりあのときは、シチュエーション自体が異常過ぎたのかもしれない。

ずっと彼女がわたしに負い目を持っていたのは感じていた。
発声許可直後に、まっすぐ目を見つめて謝罪の言葉を述べたリサは、逆にかなりの
好印象。とても話のしやすい感じのよい子だった。
いきなり「お姉ちゃんと呼んでいい?」と聞かれたのには面食らったけれど。

巽リサ。15歳。もうすぐ16になるという。
わたしより年下だけど、そんなに離れているわけでもない。
お姉ちゃんと呼ばれるのは少しくすぐったいけれど、まあいいことにした。
彼女はわたしと同じ厳重拘禁囚。
しかも4等級囚だ。
お仲間、お仲間。
早瀬さんの計らいで、集中懲罰室の仮檻の中では、話ができるようになった。

本当は防声具を外さないままという決まりらしいんだけれど、そこは刑務官の裁量に
ある程度任されているって。
わたしの何が良かったのかはわからないけれど、防声具は一時的に免除にされた。
もっとも、葛城さんは余りよい顔をしていなかったけれど。
規律がどうとか言って、リサの防声具まで外すことには最後まで反対していた。
やっぱり固いんだな。葛城さん。

今日も限られた時間だけれど、リサといっぱい話そう。
直接言葉を対等に交わせる存在って、ここではとっても貴重だ。
同じ処遇の厳重拘禁囚同士、孤独感も和らげることができる。
それはリサも同じことだろう。
彼女は、初めて檻の中で会ったときよりも、かなり表情が和らいできている。
何でもわたしのおかげで、ちょっとだけ強くなれそうって。
大したことは話していないはずなんだけど…。
でもそう思ってもらえると嬉しい。逆にわたしも勇気づけられる。

ただ…これって、早瀬さんが絶対にしないと言ってた「特別扱い」に
該当するんじゃないかな。
こんなことして、早瀬さんもお仕置きされちゃったりしないかなって、
実はそんな心配もしている。
わたしは一瞬早瀬さんの緊縛姿を想像してしまった。
もちろん鞭を打つのは観月さん。
わぁ、怖い。
うん、でもやっぱりちょっとイメージがわかない。
早瀬さんもやっぱり刑務官。
制服にブーツ姿が一番似合うと思う。

その早瀬さんがやってきた。
当たり前だけど、ノックもなしに重い金属の扉が開く。
今日のわたしの移送緊縛担当だ。これは日替わりとなっている。
基本的に早瀬さんと葛城さん。非番の時には、別の刑務官が行うこともある。
午前中2回の懲罰タイムが終わり、檻から出されたわたしはベッドに腰掛けたままだった。
”休憩”はわずか1時間。
だけど、その間に昼食と排泄、集中懲罰室への移送が含まれているから、
実際に座っていられる時間は、ごく限られている。

早瀬さんの訪問に焦って、第1姿勢をとる。
迂闊だった。
さっき検身開始の号令が掛けられていたのに…。
急いで動いたので、手足の鎖がジャラジャラ鳴った。
気を抜いているのがばれてしまう。
わたし叱責の言葉を覚悟して、肩をすくめた。

「体勢をとるのが遅いッ。どうしたのミキさん。珍しい」
まさか早瀬さんのあられもない姿を想像していただなんて、口が裂けても言えない。
「申し訳ありませんッ!」
叱られるのは当然。わたしは反射的に謝罪の言葉を口にする。
まずいな、規律違反だよ、これ。
ここはとにかく平謝りだ。
といっても今は限定語しか口に出してはいけないので、繰り返す。
「申し訳ありませんッ!!」
はぁ、ちょっとまずいかも…。

早瀬さんはしばらく黙っていたけれど、軽く溜息をついて言った。
「わたしだってこんなことはしたくないんだけれど。決まりだから。…3回ね。立って」

…ピシィッ!

…ピシィッ!!

…ピシィッ!!!

軽やかな音をたてて空を切った1.5往復の革鞭。
太腿、お尻、背中に走る激しい衝撃。
懲罰衣の上からなのにもかかわらず、相当な激痛が一瞬遅れて全身を貫いた。

「…ひあ…ぅッ!」

久しぶりの鞭。
忘れていた。コレもあるんだった。
意外にも容赦ない打ち込み…。
初めて受けた早瀬さんからの鞭だ。
結構これってショックかも…。
鞭打たれる早瀬さんを想像していたおかげで、逆に鞭打ちをされてしまった。
まったく…なにやってんだろう、わたし…。

「…以後気をつけるように。次は3回じゃ済まないんだから。」
早瀬さんは冷静に鞭をしまう。
うぅ、ちょっと怖かった。
しかもかなり痛い。
「は、はい…。申し訳ありませんでした…」
わたしは改めて謝罪する。
「もういいです。わたしも久しぶりで加減ができなかった。ごめんね」
……。
やっぱり早瀬さんのこういうフォローって、救われる。
厳しさと優しさを上手に織り交ぜられる人なんだ。
例えて言うなら、アメと鞭の使い分け、かな。
…今回の鞭は本物だったけれど。

カチャリ…。
早瀬さんがわたしの手錠と足錠を外し、プラグ固定ハーネスの尾錠も開放した。
プラグがゆっくり引き抜かれたあとに、わたしはゆっくり懲罰衣を脱ぐ。
変な話だけれど、実はこの瞬間が好きだったりする。
スッとした一瞬の開放感が本当に心地よいから。
ただ、今回はついさっきの鞭打ちが響いていて開放感は半減だ。
衝撃の強さから、拘束タイツが裂けちゃったかもと思ったけれど、そこまででは
なかったみたい。わたしはほっとして懲罰衣一式を折りたたむ。

そして第2姿勢。
気を取り直して、息を吸い込んだ。
これ以上の減点はさすがにまずい。しっかりしなくちゃ。
「肛膣検査願います」
わたしは、はっきりと口にする。
「…大丈夫。少し赤くなってはいるけれど、大したことはないから」
わたしの不安を見透かしたかのように、早瀬さんはそっと身体をさすってくれる。

ゴム手袋を嵌める前。
素手のしっとりとした暖かい感触だった。
今は鞭打った側と、打たれた側だったけれど…。
こういう慰撫って、無条件で嬉しかった。
もうわたしは完全に早瀬さんの掌の上、なのかな。
…それでも、いいや。

それにしても、最近は早瀬さんの検査もかなり入念だ。
肛膣検査自体、もういい加減のわたしにとっての日常生活の一部になってしまったけれど
考えてみたら、毎日オシリをつきだして、中の孔を穿られる日常というのもすごい。
それに慣れてしまったわたしは、その検査の間、別のことを考えながらやり過ごす技を
会得しつつある。
それも我ながらすごいと思う。
ちなみに今日は、憧れのエビ味流動食の想像だ。
アレだけは意外といける。
ただ、いまだにそのローテーションはわからない。
案外適当に決められているのかも。

…うぅ。
でもやっぱり中まで指を突っ込まれて捏ね回されるわけだから…
どうしても声が出ちゃう。
管理プラグの責めで、もういいだけ麻痺しているかと思うけれど、
音とか、独特の刺激とか…
しかも、早瀬さん、なんだかどんどん上手くなってきているような…。
ああぅ…ッ
なんて…おもっちゃう……あぁ…ッぅ。

く…、エビが遠くに行っちゃう…。

わたしはつい「エ…」とだけ口に出してしまった。
大馬鹿だ。
ただ、想像していたのがプリンとかフォアグラじゃなくて良かった。
まだ…誤魔化しが効く。ような気がする。


「異常なし……ミキさん、エビ味は明後日まで待っていてね」

あちゃ…
…バレてるし…。
本当に早瀬さんは鋭い。
一体どういう訓練を受けてきたんだろう。

肛膣検査後、全裸のまま5分間余りの猶予。
その間に流動食を流し込み、排泄を済ませる。
ちなみに今回は、栄養のみで他のバランスが全く考慮されていない「バランス」味だった。
…大はずれ。まぁ明後日に期待しよう。
厳重拘禁囚の何が辛いかといえば、この”食事”も筆頭にあげられるだろう。
もうずっと流動食。
病人じゃあるまいし。
でもリサは、すっかり慣れちゃったとか言っていた。
しかも彼女にとっては、今のところこの「バランス」が一番美味しいそうだ。
本当に謎な子。今まで何を食べてきたんだろう。
そこら辺を今日は聞いてみようかと思う。


このあと2階の集中懲罰室へ連れて行かれることになっていた。
移送のため、いつもの緊縛が施される。
もう何回となく使われているわたしの縄を、早瀬さんが掴んで準備を始める。
「だんだん良い風合いになってきたんじゃない?」
そんな問いかけとも独り言ともつかないような言葉が背後から聞こえてきた。
さすが縄師の言葉だと感心する。
つまりその風合いというのは、私の汗や体液が目一杯染みこんでこそのもの。
否定はしない。だって、確かにあの縄は、私の身体に馴染みつつある。
…いわば第4の”囚人服”だから。

いつものことながら、見事な縄さばきで早瀬さんはわたしを縛り上げていく。
わたしも慣れてきたせいか、最近早瀬さんには一番縛られ心地の良い具合を、
身体の動きで伝えられるようになった。
なんだか変な話だけど…、腕や腰を微かに動かして、縄圧を調整してもらう。
もっともこれは移送のためだけの緊縛だから、必要以上に痛くならないような
アタリ具合にしてもらえる。

股縄もそう。
早瀬さんに施される股縄は、本当に絶妙だ。
しっかり食い込まされているけれど、痛みを感じるのはわずか。
その…一番大事なところを、丁寧に挟み込みつつ、縄を結んだコブで責められる。
ちょっと上の、固くなってふくらんだ、一番感じちゃうところも。
だから、わたしはいつも濡らしちゃう。
ちなみに早瀬さんの独り言によると、湿り具合でその日の出来の良し悪しがわかるそうだ。   

ぐちゅぐちゅになっちゃうわたしは、早瀬さんの”お気に入り”になれそうかな。

……あぁ、もう本当に変態みたい。
そんな趣味なんてなかったのに。
とうとうわたしも”縄の味”というものを知ってしまったのかもしれない。
…まいったな。

「ミキさん、行きますよ」
早瀬さんが、クイっと縄尻を引っ張った。
わたしは「ハイ」と返事をして、開かれた監房の扉をくぐり、エレベーターに向かう。
はっきり言って、この緊縛姿は歩くたびにいちいち刺激が突き抜けるのでたまらない。
なるべく小幅で歩き、刺激を最小限に留めようとしてみるが、効果は薄い。
早瀬さんが耳元で「今日は特にいっぱい濡れちゃっていますね」なんて呟くものだから
よけいに被虐感倍増だ。
もっとも早瀬さんは真面目な分析のつもりで言ったのだろうけど、
これじゃまるでわたしが縄で感じてしまっているのを知っているかのようだ。

いや…、実際…そうなんだけど…。

限定語以外の発声は許可されていないから、否定も肯定もできない。
それがまた辛い。
でも、きっとわたしの顔は紅潮してる。
だから気づかれているとは思う。いろいろと早瀬さんは鋭いから。

そういえば、リサもわたしの緊縛姿を見て喜んでいた。
きれいだねって。
っていうか、そこは喜ぶところなのでしょうか。
最初の頃は自分の緊縛姿さえ「見ないで」って泣きながら言っていたはずなのに。
まぁ、少しは落ち着いて余裕が出てきた証拠なのかもしれない。
…もうちょっと胸があれば、もっときれいに縛ってもらえるのに。
そんなことも言っていた。
何があったの、あなたに。

とりあえず胸はあのロリッ子には負けない自信がある。
だからわたしの方が縄が似合うのは当然といえば当然………

う…

ああもう、わたしこそどうしちゃったんだろう。
まったく、今日は変なことばっかりが頭をよぎる。

そうしているうちに、エレベーターは2階へと到着した。
さぁ、くだらないことを考えるのはこれまで。

…これから午後の懲罰が待っている。
これはわたしに科せられた大切な仕事。
わたしは全身に力を入れ、姿勢を正した。
股縄がわたしの大切な場所にキュッと食い込む。
気持ちを引き締めるのには、これも丁度良い刺激だった。

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