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厳重拘禁囚 鮎川壬姫19 4等級棟 集中懲罰室編緊身衣装着 ミキ編

19

先に連れて行かれたのはリサ。
緊身衣の装着には時間がかかるから、いつも一人ずつだ。
こうして檻の中に残されて待たされるのもいい気分じゃない。
特に今回は。
気まずさ大爆発だ。
見張り役の早瀬さんは、相変わらずわたしに背を向けたまま。
葛城さんに引き立てられていったリサの行方を、律儀に見届けている。

…さっきの会話は絶対早瀬さんに聞かれていたと確信する。
リサの馬鹿…。
そして、わたしの馬鹿…!

「葛城に言っておく。もっと修行が必要だねって」
徐に顔半分だけを振り向いた早瀬さんが、檻の中のわたしに向けてポツリと一言。
目深に被った制帽のせいで、その表情まではわからないけれど…。冗談に聞こえない。
あわわわわわ、それは言わなくてもいいですッ…。
防声具をしっかりと装着中のわたし。
しかもさっき、限定語以外の発声禁止を言い渡されたばかり。
「ひ、っひぃひぇ…」
これはわたしがとることのできる、おそらく最善と思われる行動。
いいえ、と言ったつもりだけれど…これじゃ何かの鳴き声だ。

「ウソよ。まぁ今の二人の行き過ぎた会話の件は、わたしの緊縛の腕を認めてくれた、
 ということで特別に不問にしておくから」
…うぅ、ごめんなさい…。
わたしはとりあえず身体をじたばたさせて謝意を伝える。
自由が効かないというのは、こういうときにもきわめて不便だ。
「なぁに?ミキさん。ひょっとして今も気持ちよいのかな。お仕置きにならないね」

や…、そ、そうじゃなくて…。
いや、そうでもあるけど…
ばかばかばかばか…ちがうって…!
なんだか今日の早瀬さんは意地が悪い。
どう考えても意図的な勘違い。
「お呼びがかかるまで、もうしばらく味わうことができるから…良かったね」
…観月さんの影響だろうか。
こういうのは確か言葉責めというはず。
部下の指導に関しても妥協を許さない人なんだろうな…たぶん…。

「ひ、っひぃぃぃひぇぇッ……」
あぁ、とにかくもう何を言っても取り繕えないかも。
鼻の奥がジーンとする。
完全に涙目状態だ。
うぅッ…。

そうこうしているうちに観月さんからのお呼びがかかった。
「A01番、出なさい」
観月さんはなにやら簡単な指示を早瀬さんに出して、また中央に戻っていく。
わたしは早瀬さんに縄尻をとられながら歩かされることになった。
「…さ、がんばってねミキさん。方法はどうあれ、運動することは大切、大切」
また耳元での小声のささやき。
これは励ましの言葉なんだろうか。
息づかいが、正直微妙だったような気がする。

しかもそう言いつつ、股縄が再度食い込むような微調整をさりげなく施される。
ここ数日の早瀬さんの行動は、正直よくわからない…。
ただ、妙に気に入られていることだけは…何となく判る…かも…。

<美人刑務官お気に入りの少女囚>

ぶるぶるぶるぶる…
この立場自体は悪いことじゃないと思うけれど、どうにもアレな想像が働いてしまう。
百合の花をバックに漫画を描かれそうで怖い。





リサは既にラバー製の緊身衣と管理プラグなどの戒具を装着されて、中央の大型刑具の台上にいた。
これはわたしたちに強制的な運動をさせるための器具。
4等級囚は、施設内の運動場を利用することはできないためだ。
リサの管理プラグに連続的な空圧が掛けられているのは、コンプレッサーの作動音から判る。


真っ黒な緊身衣に包まれ、声を封じられたリサは、何かを訴えるような目でわたしを見つめていた。
小さな乳首に取り付けられた責め具が痛むのか、
それとも、全身をきつく縛めるハーネス自体が苦しいのか。
時折表情をゆがめつつ、防声具の隙間から小さな喘ぎを一筋の涎とともに漏らしていた。

午後からの時間は、主に運動を兼ねた懲罰の時間とされている。
実際に4等級処遇の生活が始まってから、今日で確か9日目。
間に一日だけ安息日を挟んではいたものの、今までの午後懲罰は、全てこの刑具による大運動会だ。
観月さんの話によると、他にも屋外での懲罰や別の刑具を使った懲罰もあるらしい。
それらは今後のお楽しみ…ということだろう。

わたしはリサと同じような真っ黒いゴムの緊身衣を身に着けさせられる。
この”運動”の時には、これを着用することが決まりらしい。
革の方の緊身衣よりも、さらに独特の臭いや狭窄感がきつく感じられる。
リサの言葉を借りれば「かわいくない」囚人服。
それにはわたしも激しく同意する。

ちなみに彼女の言う「かわいい」のはメイド囚人服だって。
それは一体どんなプレイだろう。
そういうトンデモ発想ができるリサを、今度小一時間ばかり問い詰めたい。
早瀬さんにこれ以上萌えられたら、何かとんでもないフラグが立ってしまいそうだから
それの着用は丁重にお断りさせていただこうかと思う。

…冗談はさておき、確かにこの緊身衣の見た目上は、今流行している全身を覆う水着とか、
スピードスケートの選手に近い様相、と言えなくもない。
だけれど、そういう身体の機能を最大限に引き出すウェアと根本的に違うのは、
私たちが着せられているのは、身体を拘束し被虐感を与える刑具そのものだということ。
しかも乳首を露出させハーネス装着に対応した孔や、股の部分を開放できる仕組みなど、
厳重拘禁棟で使用する囚人服に相応しい構造だ。

潤滑剤を全身にたっぷりと擦り込まれた状態で身に着けさせられる。
ゴムの中はぐちゅぐちゅだ。
既に体温で暖められてきており、生ぬるい感触に変化してきている。
蒸れ感も強烈。
通気性は革よりもさらに低い。当たり前だけれど、もちろん0%。
包み込まれた爪先には既に全身から吹き出してきた汗がたまりつつある。

そのような状態でさらに保護ブーツを履かされる。
管理プラグをくわえ込まされ、乳首責め具付きのハーネスを装着、
そして両腕を後ろに固定されて完了。
数m先で立ったまま悶えているリサと同じ姿だ。

「台の上に乗りなさい」
わたしは観月さんに促され、リサが繋がれているブースの隣に立たされた。
そして天井に設けられた、転倒を防止する装具をハーネスに連結された。

…   ぷしゅー。

…   ぷしゅー。

数秒の間をおいて、膣プラグに空圧がかかり始める。
肛門に挿し込まれた方は、小刻みな振動を開始した。

うぅッ…
はぁぅ…

緊身衣で締め上げられているせいか、午前中の懲罰時よりも強烈に”感じて”しまう。
わたしは横目でリサの様子を窺う。
そこには涙ぐんだ彼女の瞳があった。
見ると乳首責め具がかなりきつく締め上げられている。
彼女は一番それが辛いのだろう。

本来なら可愛い下着や洋服に包まれているはずの大切な所。
それがここでは絞り出され、晒け出され、挙げ句の果てに責め苛まれている。
…もちろんそれはわたしも同じ。
こんな姿にされ、鞭をあてがわれ…
今更ながら、これはとてつもない辱しめだということを思い知る。


「これからは貴様たちの運動時間。鎖の長さいっぱいまで脚を上げて歩け」
観月さんの命令で、わたしたちの乗せられた台が機械的な音をあげて動き出した。
…よくある室内用の歩行運動器具。
ここの刑具は、それを大型化したもの。
ただ大きな違いは、運動者であるわたしたちは緊身衣姿だということ。
しかも、決められた一定の様式に沿って脚を動かさなければならないということ。
観月さんの命令通り、足枷の鎖がピンと張るところまで、
…つまり、太腿を床面と水平になるぐらいの高さまで上げなければならない。

その”基準”に達していないと判断されたときには、容赦なく観月さんの鞭が飛ぶ。
床面の動きは、緩急の差が意図的に複雑化されているようだった。
わたしはまだしも、いまいち要領の悪いリサには何度も鞭が振り下ろされる。

「A02、貴様は全く進歩がないなッ!?」

ピシィッ!!
ピシィッ!!!!

あぁぁ、観月さん…
ちょっと、それは酷いかも…。
その音でしか判断できないけれど、今までよりも鞭の威力が強いようだ。
いくら緊身衣の上からといっても、リサの受ける激痛は容易に想像がつく。
「(うぁぅ…ッ!)」
リサの呻きが防声具越しに悲しく響き渡る。



…うぅ、…だめ、わたしももうそろそろ…限界、かな…

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