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厳重拘禁囚 鮎川壬姫32 3等級囚 藤村アスミ懲罰体験中編

32

監房内のスピーカーからけたたましくベル音が鳴り響く。
午前中の懲罰の終了を告げる合図。
ピピッという電子音とともに、管理プラグの動作が途切れる。

アスミは、朦朧とした意識の中、ゆっくりと目を開く。
目に入るのは、規則的に並ぶ鉄格子。
その向こうにある、緑色のゴムで覆われた粗末なベッド。
紛れもない独房内の檻の中。
そこに自分が存在していることを、アスミは改めて確認した。

今のはA懲罰と呼称されるものだった。
ピッタリとした懲罰衣を身に着けたまま、両腕は鎖で吊された鉄枷で拘束。
両足も壁に繋がれた鎖で厳しく固定。
レオタード状の上衣から絞り出された乳首を、挟み込んで苛むように設計された責め具が
きつく締め上げられた胴体用ハーネスに取り付けられている。
肛門と膣の両方に挿し込まれたプラグは、体勢の乱れに応じて作動する仕組み。
他女囚はきっと体勢を崩すまいと、不自由な身体を一層こわばらせ耐えているに違いない。
しかしアスミは違っていた。
喘ぎながら、悶えながら、鎖に繋がれた四肢を振り乱す。
そして、それに呼応し断続的に執行される、下腹部への苛烈きわまりない懲罰。
他に例えようのない、最高の被虐感が味わえる。

これは、この厳重拘禁棟で毎日繰り返される、少女囚達への無慈悲な責め苦そのもの。
アスミは懲罰後の余韻に浸りながら、再び目を閉じる。
知ってしまった、禁じられた快感…。
夢にまで見た、厳重拘禁囚としての日々。
アスミは酔いしれていた。
あまりに哀れな自分自身に。
そして極めて恥辱的な、この姿に。

…。
…。

アスミの監房の扉が開かれ、担当の刑務官が入り込んできた。

…まだしばらくこうしていたい。
この吊り手鎖から切り離されてしまうのは、少し、寂しく思う。


アスミは檻から出された後、囚人用のゴム寝台に座らされ、再び手錠と足錠で仮拘束を施される。
この瞬間の無力感さえも、アスミは心地よいと思えてしまう。

アスミは自分に与えられた”監房”の匂いを嗅ぐように思い切り息を吸い込んだ。
独特の臭気。
懲罰衣の臭い。汗の臭い。それらも愛おしく感じてしまう。
全て厳重拘禁囚と同じ処遇。
アスミにとっては、それも嬉しかった。
ここではどこまでも本当の厳重拘禁囚として、自分を扱ってくれる。
監房も同じ。
戒具も同じ。
懲罰も同じ。
囚人食も同じ。
それらのあらゆる屈辱的な処遇ですら、アスミには喜びだった。

だが、それもあと少しで終わりとなる。
長い”取材”の日々だった。
この厳重拘禁棟の完成に伴う、囚人移送のドキュメント番組。
アスミに与えられた期間はおよそ10日程度であった。
最初は刑務官に変装して、管理者の立場からの取材をしていたアスミ。
しかし”ある出来事”をきっかけとして、まるで逆の立場…つまり自身が女囚となっての
体験取材という前代未聞の事態に。
そのおかげで取材期間は大幅に伸び、既に2ヶ月半を過ぎていた。
仕事に大きな穴を開けることとなるかもしれないと、この取材を続けても良いかと相当
悩んだが、会社の判断は…OK、やっちゃいなよ。
…。
視聴率が稼げるとの判断だ。


そして取材方法の大幅な変更。
アスミは”念願”が叶い”本当の女囚”として扱われることとなり、
その期間も様々な処遇を体験するために、2ヶ月以上にも延ばされた。

アスミ自身も、この手のレポートは何度も目にしている。
だけどその内容には、いつもある不満を持っていた。
視点はいつも第三者から。
肝心な場所には決まってモザイク。
囚人へのインタビューも、決まり切った受け答えのみ。
緊張感のないスタジオでのコメント。
安っぽい演出。
これではリアリティのあるドキュメントなど成立しない。

アスミは自分自身が囚人服を身に纏うことで、彼女たちとその心境を共有できると
そう確信していた。
これまでにない極上のレポートとなるだろう。

…もっとも、それだけではない。

この厳重拘禁棟に収容されている少女囚。
その彼女たちに与えられる数々の懲罰的処遇。
か細い手足に容赦なく嵌め込まれる枷。
自由を奪う鉄鎖と、堅牢な監房。
そして、全裸での緊縛移送、…管理プラグの挿入。

どれもがアスミにとって強烈な衝撃だった。
自分とさほど年が変わらず、しかも見た目にも囚人とは思えないほどの可愛らしい少女が、
あまりにも哀れな姿にされながら厳しく罰せられている。

その実態を初めて目にしたときに感じたのは、意外な感情。
萌えてしまったのだ。
それも、かなり激しく。
いや、アスミ自身、どこかにそのような願望も抱いていたのかもしれない。
自分もあのような姿で、暗く冷たい監房に鎖で繋がれてみたいと…。

そして思いがけないきっかけで、その願望が現実となるチャンスが訪れた。
監房の中で脱ぎ捨てられていた緊身衣。
アスミは変装していた刑務官の衣服を衝動的に脱ぎ捨て、それを手にとってしまった。
仄かに残る少女囚の体温。
汗の匂い、革の匂い…。
身体に密着して厳しく拘束し、苦しみを与え、ただ辱めるためだけの囚人服。
だけれど、アスミにとってはそのどれもが、自分の欲してやまないものだと気づく。
変、なのかもしれない。
でも、自分の気持ちには嘘はつけない。
こんな服を着せられ、挿れられ、繋がれ、鞭打たれ、そして縛られる少女囚達。
もちろんそれらは全て彼女たち自身の犯した罪に対する報いだ。
…でも、なぜか、彼女たちが羨ましかった。
少女囚達の喘ぎ声、頬を流れる涙、悲しげな吐息…。
それが自分自身の姿であったのなら、どんな気分なのだろう。

アスミは緊身衣を身に着けながらそんな思いに耽り、ついに熱くなった自分自身にそっと
手を添えてしまう。
その瞬間の姿を、刑務官に見られてしまった。

いや、見られるのは承知の上での行為だったのかもしれない。
アスミはその時を思い起こし、再び胸が高鳴る。
そのままアスミは両手で顔を覆った。
かけられた手錠の鎖が冷たく鳴り響く。

うん、きっとこうなることを、どこかで望んでいた…。
アスミは指の隙間から天井を見上げる。

力なく点灯する、埋め込まれた照明。
見渡す限り広がる、薄暗い灰色。

先ほどまで蠢いていた管理プラグは、静かにアスミの中に収まっている。
いまだ屹立の収まらない乳首は、金属の責め具に挟み込まれたまま。
全身に密着する懲罰衣は、アスミの火照った身体を執拗に蒸らし続けていた。

くちゅ…。
手錠のまま、アスミは管理プラグにそっと触れる。
もちろんこれも規律違反行為。
今は第1姿勢のまま命令を待たなければならない時間だ。
見咎められれば、他の囚人と同じように鞭打ちも施される。

「……、ぁ……ン」
アスミは指でプラグの固定ベルトを深く押し込むように動かした。
電源部から一旦切り離されたそれは、今は単なる挿入具と化している。
それがいつももどかしい。
ずっと責め続けられたい。
激しく突き上げらていたい。
アスミの衝動は、長期に及ぶ体験にもかかわらず、衰えることがなかった。

「A29番!何をしているのですッ!?」
激しい口調でアスミを叱責するのは、矢代刑務官。
ここでアスミの正体を知るものは限られている。
アスミは自分で申し出て、担当刑務官を詳細な事情を知らない者にしてもらっていた。
矢代もその一人。
事情を知った刑務官にも、完全に囚人として扱われているけれど、
そうすることで、より一層リアルな囚人生活を楽しめるという思惑だ。

「立ちなさいッ!」
矢代は気迫を込めてアスミの髪を引っ張る。
そしてすかさず鞭が空を切った。

ピシィッ!!
ピシィッ!!!!
ピシィッ!!!!!!

「ぁ……ッ…ン!」
アスミは連続で打ち込まれる鞭を、全身で感じ取るように仰け反った。
そして、哀れに叫ぶ。
背に、尻に、脚に走る、激痛。
矢代の革鞭の攻撃は、懲罰衣の上からアスミの身体に食い込むように巻き付いた。
「第1姿勢維持の命令は解除していません。特に管理プラグには絶対手を触れないで!」

ピシィ…!!

厳格な叱責と嵐のような打擲。
これでさらに被虐感に拍車がかかる。
「あ…、ありがとうございます…っ」
アスミはその場に膝を折り、床に頭を擦りつけた。

矢代の黒光りするブーツの爪先が目に入る。
汗にまみれた懲罰衣がギュッと軋み、手足の鎖がジャラリと鳴った。
自身が跪き、そして厳しく見下ろされる感覚。
矢代は鞭の柄をアスミの首筋に当てがいながら言う。

「あなたは…何回同じことを繰り返すというのです…。大馬鹿者ッ!!」

もっと叱責されたい。
激しく鞭打たれたい。
そして、その足下にずっと跪いていたい。
厳重拘禁囚。そう、私は厳重拘禁囚なんだ。
あらゆる自由と尊厳を奪われた存在…。
アスミの背筋にゾクゾクと快感が突っ走った。

「…申し訳ありませんでしたッ!」
アスミは、ひたすらに謝罪の言葉を繰り返した。
今の自分は、哀れな懲罰衣姿。
手足には鎖。
そして2本のプラグを、深々と挿入されたまま固定されている。
アスミは全身で、その身体に施された拘束を感じ取るように、身を捩る。

なんて恥辱的な状況なんだろう。
そして自分の担当でもある、目の前に立ちはだかる矢代という刑務官。
目深に被った制帽と、その引き締まった厳しい表情。
眼鏡の奥で光る刺すような眼差し。
当てがわれたままぴくりとも動かないの鞭の柄。
それらも全て、被虐感の更なるスパイスだ。
たまらない。
…。
再び冷たい床に平伏したアスミは、いまだに疼く股間の熱さをうっとりと感じていた。

「…もういい、座りなさい」
矢代が、目の前で床に頭を擦りつけているアスミの肩に手をかける。
アスミはゆっくりと立ち上がり、そして再びゴム寝台の上に腰掛けた。
収まらない身体の火照り。

パシッ……。

「あなたは…、更正するつもりがあるのですか…ッ…」
矢代が思いあまってアスミの頬を平手で打った。
震える声でそう言った後、口元をキュッと結ぶ。
そしてすぐにアスミの頬をさすりながら続けた。
「あなたは変です…。何かがおかしい。台帳に記載された経歴も、どこか違和感がある」

アスミは思わず身構える。
確かに上手く潜入できるように、管理部長の観月さんが取りはからってくれたはず。
だけど、全てを隠し通すのは難しいとも忠告されている。
現に事情を知っている刑務官は他にも数人いる。
今のところは普通の囚人として接してもらっているけれど、そこから秘密が漏れることも
考えられる。
「あなたは…何者なの…?」
矢代はアスミの顔を覗き込んだ。
…。
アスミはそのまま下に視線をそらし、口をつぐむ。
怪しまれた場合は、すぐに自分の正体を明かしなさいと言われていた。
残された期間はわずか…。
確かあと3日で、その期間が終わってしまう。
そろそろレポートを整理するためには”囚人ごっこ”を終わりにすることも
必要な時期なのかもしれない。
それはとっても残念なこと…なんだけれど…。

アスミと矢代の沈黙が、しばらくの間続いた。


「…お話しします」
そしてついに、アスミは静かに切り出した。

矢代はその説明を相当に驚いた顔で聞いていた。
…。
…。
…。
…。

「…以上です。本当にすみません…。でも本当の囚人の気分を味わうことができて…」
「そうでしたか。やはりあなたがあの藤村アスミさんだったのですね」
矢代はアスミの謝罪を遮るようにフゥと溜息をつき、腰に手を当てた。
「それとなく聞かされてはいました。ただ、今まで分かりませんでしたね。疑っては
 いましたが…。偽名まで使って、経歴もでっち上げて…手が込んでいます」
矢代はやや不機嫌なものの、疑念がとけたこともあり落ち着いた表情に戻っていた。
「はい…、私もここではA029として…。ですが、かなりの不良囚人でした」
アスミは、今までの自分の痴態を思い返し苦笑する。
笑い事ではすまされないような乱れ方だったかもしれない。
そうも思ったが、あえて触れないでおく。

「そうですね。あなたはどちらかというと懲罰を愉しんでいるようにも思えました」
矢代は再び溜息混じりに言った。
全くその通りの指摘をされて、アスミは少し気まずく感じる。
ただ、これはこの厳重拘禁棟をレポートするのに絶対必要な取材。
A懲罰、B懲罰。
午後からの運動。
特別に4等級囚の処遇も、マスク付きという条件ではあるものの体験することができた。
もっとも手段が目的となってしまった感は否めないが…。
「ただし」
矢代は再び表情を引き締める。
「その事実が判明しても、後3日間、やはりあなたは私の担当囚です。理由はどうあれ
 その扱いは変わりません」

矢代の意外な反応。
アスミは、その言葉に反応するように背筋を伸ばす。
囚人ごっこは、終わったのでは…?

「これは遊びではありません。私も自分の職責として全力で任務に当たる義務がある」
矢代の操る鞭が、ピッとアスミの喉元に突きつけられる。
「もちろんあなたも、最後までプロ意識というものを見せられ…ますよね?」
眼鏡の奥、矢代の瞳が光る。
アスミはその迫力に圧倒され、しばらく言葉を失った。

ピシィ!!!

矢代の鞭が空を切る。
「A029! 直ちに全裸となり第2姿勢をとれ!」
そしてアスミに下される命令。
まだ…まだ私は囚人であり続けることができる…。

プロ意識を見せろ…か。
アスミは大きく息を吸い込み、ハイと返事をする。

同時に拘帯と手足の枷が外された。
矢代の監視のもと、アスミはゆっくりと懲罰衣を脱ぎ、戒具を揃える。
そして第2姿勢。
指定場所に手足を置き、矢代にむかって無防備なオシリを突き出して静止した。
「肛膣検査、願います…」
アスミは、はっきりと”検査願い”を口にする。
この瞬間も、その自分のあまりの惨めさに、気持ちが高ぶってしまう。
「…あなたはこの検査も好きだったようですね?…手は抜きませんよ…」
矢代はゴム手袋に嵌め直し、そしてその指先をそっと…アスミの中に、挿し入れた。

くちゅ…。
くちゅ……。

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