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厳重拘禁囚 鮎川壬姫35 ミキ&リサ 野外運動場移送編

35

「二人ともおそろい…ですね」
葛城さんの声。横には矢代さんも控えている。
仮檻の前に”着替え”を終えたリサとわたしが並べて立たされた。
お互いに、口には防声具がしっかりと填め込まれている。
リサは何度もわたしの顔を覗き込むような仕草をしたが、そのたびに首を横に振った。
…今はダメ。

これからの説明を聞かなくちゃ。
リサの胸元でも、わたしと同じ識別票が揺れている。
奥の更衣所から聞こえてきた彼女の弱々しい、はぅぅ~という叫び。
これを取りつけられたときの声だったのだろう。
…リサの乳首はそれほど大きくはない、ような気がする。
よく器具が外れないでいるものだと感心する。
それだけ、わたしよりも強い力で挟み込まれているのかもしれない。
自分の乳首を責める器具に意識を集中させた。
多少の振動では外れない程度の強さでの狭窄。確かにこれでも十分にキツい。
リサのは、どの程度まで締め上げられているんだろう…。

わたしに無言で諭されて、二人の刑務官に向きなおったリサは、微かにその頬を紅潮させていた。
防声具がなければ、きっとはぅはぅ言うに違いないほどの涙目だった。
もちろんその識別票による痛みのためだけではないとも思う。
今日は緊身衣の着用には厳しい気温。
黒革に締め上げられた全身からは、むわっとした熱気が立ちこめてくるようでもある。
汗と革による臭気も、鼻でしか呼吸が許されない今の状況には辛い。

リサは、ブーツの爪先をせわしなく動かしている。
激しく蒸れて、たいそう不快なのだろう。
動かしたところでどうにかなる問題ではないけれど、その気持ちは良くわかる。
わたしも同じ。
噴き出した汗で革がピタリと肌にはりついてくるような感触は、とっても気持ち悪い。
今すぐ緊身衣もブーツも脱ぎ捨てて、全身を掻きむしりたくなるような衝動にも駆られる。
だけど…、

ピシィ!

…ほら、気をつけないとこうなる…。
「A02、動かない!」
厳しい表情の矢代さんが、リサの下半身に鋭く鞭を打ち込んだ。


「葛城。かわって」
矢代さんは葛城さんを後ろに下げ、わたしたちの前に立った。
「あなた達を、これから屋外の運動場に連行します」
矢代さんは先ほどリサを打ち付けたばかりの鞭を、もう一度威圧的に空打する。
リサはすっかり怯え、その音に過敏に反応している。
足の動きは止ってはいる。
けれどそれは、固まっているという表現の方が良さそうだ。
…声の一つでもかけてあげたいけれど、許して、リサ。

「あれを」
「…はい」
矢代さんが葛城さんに命じて用意させたのは、木製の首手枷だった。
それは、B懲罰の際に使用される拘束台に備え付けられている枷と同様。
こうして単体であらためて見ると、映画などで罪人が嵌められている刑具そのものだ。
だけど今、現実にわたしに取りつけられようとしている。

「(手錠を外します。そうしたらすぐに両手を肩まで…。ゴメンなさいね)」
小声で囁く葛城さん。
なぜか謝られてしまう。これは葛城さんの想定外の戒具なのかもしれない。

ともあれわたしは無言で頷き、鎖に繋がれた両手を葛城さんに差し出した。
複雑な動きで鍵が解除され、わたしの手枷が外される。
残念ながら、ちっとも自由を得た気分になんてなれそうもない。
両手を肩の高さまでに広げるようにして挙げると、自然に胸を張り出すような形となった。
識別票を取りつけられた両乳首がジンと疼くのを感じる。
屈辱感満点だ。

その状態のまましばらく待たされた後に、がっしりと首手枷が嵌められた。

…。
この戒具は、自分の無力さと情けなさをこれでもかと思い知らされる。
首から下の視界が完全に遮断され、両手の自由も鉄枷以上に奪われる。
胸の識別票を隠すこともできず、むしろそれを強調されるような姿。
下半身に至っては完全なる無防備な状態だ。
管理プラグも、保護ブーツも、足枷も見えない。
…つまり、すべて為されるがまま。
もっともわたしたちには抵抗する権利など元から無いので、普段と変わらないとも言える。
けれど、今まさに罰が与えられている場所、…あそこがとても遠く感じられてしまう。
その事実が不安の波となり襲いかかってくる。
プラグの断続的な作動音、そしてわたしの肉襞に絡む粘液との摩擦音。
耳に届くそれらの音と、わたしの中に確かに挿れられているプラグからの圧迫。
自分の知らぬところで延々と犯され続けられるような、気味の悪い不安感だ。


リサもわたしと同様の処置が矢代さんによって施され、いよいよ準備が整ったようだ。
「行きますよ。しっかりと歩きなさい。3等級囚が見ています」
矢代さんがそう言いながら先頭に立った。
つまりこれは見せしめなんだ。
こんな屈辱的な識別票も、首手枷も、4等級囚にのみ施される処遇。
覚悟はしている。
けれどやっぱり…怖い。
恥ずかしい。

わたしは、横にいるリサを見つめた。
相変わらずの涙目。
わたしの視線に気づくことなく、首枷の拘束に耐えながら身体を震わせていた。
…。
こんなにも怯え、不安げな様子のリサを見るのは久しぶりだ。
…ここでお姉ちゃんらしいところを見せないと。

葛城さんがわたしたちの背後に回った。
腰に巻かれた縄がクイッっと引っ張られ、歩行が促される。
わたしは開かれた鉄扉の向こう側を、真っ直ぐに見つめる。
確かに今のわたしたちはひどく情けない、屈辱的な恰好。
けれど、その姿を晒し歩くこともまた、わたしたちに与えられた罰…なんだよ。
さぁ、行こう。リサ。





わたしたちは、金網で覆われた通路を歩かされる。
前後を二人の刑務官に挟まれ、鎖を引きずりながら。
足を踏み出すごとに揺れる、恥辱の胸鎖。
両手を首手枷に填め込まれ、俯くことも許されない。
左右のブースに繋がれた多くの3等級囚の視線を感じていた。
…見られている。
この自分の、もっとも屈辱的な姿を。
屹立した乳首に結わえ付けられた識別票。
管理プラグを突き挿された股間。
緊身衣に垂れる、溢れ出す粘液までも…。

わたしの背後にはリサ。
耐えきれないのか、その封じられた口から、絞り出すような嗚咽が聞こえてくる。
馬鹿…ッ!
ここで負けちゃ駄目じゃない。
わたしは矢代さんからの鞭打ち覚悟で、後ろを振り向いた。
首枷姿では限界がある。だけどそんなことは構っていられない。
驚いたようなリサの顔。
そして一番後ろに控える葛城さんの姿。
…けれど、葛城さんは、視線を外してくれた。
ありがとうございます。

「ううーッ、うう!!!」
泣かないで!と言ったつもりだ。
きっとこれだけで十分。
もう、これ以上情けない姿はないんだからッ!
リサは、わたしの声かけに一瞬その目を見開いて反応した。
そしてゆっくりと頷く。
よしよし。それでこそわが妹。
一緒に懲罰に耐えていこうって約束したじゃない。
こんな見せしめのような罰は考えていなかったけれど、これも一つの経験。
まだまだ受刑生活は始まったばかりなんだから。

ピシィ!!
矢代さんの鞭が飛ぶ。
「何をしているのです。前を向きなさい」
うぅ…、そりゃそうですよね…。
「うー、うぅ」
今度はスミマセンと言ったつもりだ。
声が封じられているというのは、本当にもどかしい。
「丁度良いでしょう。この場でこの鞭を…」
まずい。矢代さん怒っています…。
スミマセンでは済まなかったかもしれない。


ちょ…待って、さらにこんな、公開鞭打ちだなんて…ッ!
わぁ、リサのせいにしたくないけれど、リサの馬鹿!
「矢代さん、今のは私の責任です」
か、葛城さん…。
「A01の管理プラグに異常が見られたため呼び止めました」
「…?そうでしたか。それは申し訳ない。葛城、すぐに点検を」
「はい」
あのままではわたしに鞭の洗礼が浴びせられるとの判断ったのだろう。
咄嗟の思いつきなのかもしれない。
葛城さんがわたしに近づく。
「(…これで一つポイント稼げましたか?)」
…。
ちょっとセリフの意味がわからなかったけれど、助かったことは事実…かな。

ぐちゅ…。

ぐちゅ…。

あぅ…。
葛城さんは、わたしのプラグを一度外して再び挿れなおした。
よく考えてみると…。
これはこれで、とてつもなく恥ずかしいところを見られているような気もする。
事実この瞬間、妙にこの空間は静まり、わたしと葛城さんに注目が集まっているし…。
あぅあぅ…。
結局晒し者状態です…。

「A01の点検を終了。固定ベルトの緩みあり、修正しました」
葛城さんが敬礼とともに報告を行う。
意外と堂々と嘘をつけちゃう人なのかもしれない。
「了解、移送を続けます」
矢代さんは手にしていた鞭を、スッと腰に戻す。
どうやら公開鞭打ちは回避された模様だ。
公開プラグ挿入はされてしまったけれど…。
「うぅー、うぅ…」
それでも一応わたしは、葛城さんに礼を述べる…ように呻いた。

「(矢代さんはああ見えて、容赦ないですからね…)」
これも本当に小声での囁き。
首枷が邪魔で頷くことが難しかったので、上半身を全て使ってわたしは頭を下げた。
胸鎖が揺れる感触。
葛城さんは、わたしのその動きを軽く制した。
これ以上下手に動くと識別票も取れちゃって、更なる辱めになりかねない。
「よろしいです。さぁ、前を向きなさい」
葛城さんはリサの背後の定位置に戻る。
リサも安心したかのように、目を細めていた。

もう…、あとで文句の一つでも言ってやろう。
わたしはゆっくりと前に向き直った。
矢代さんは相変わらず厳しい視線で、両腕を組んでいる。
「遅いですよ、早くしなさい」
まだ少し危険を感じるけれど、とりあえずは大丈夫そう。
わたしは矢代さんにも、同じように上半身全体で頭を下げる。
矢代さんは眼鏡をクイッと押し上げ、一度だけ頷いた。
「行きますよ」
矢代さんは振り向きながら言う。
それと同時に再び腰に巻かれた縄が強く引かれ、歩行が促された。
挿れ直されたプラグに多少の違和感を感じるけれど、じきに馴染むだろう。
わたしはまた少しよろめきながら、リサとともに歩き始める。
固い通路の床を擦る足枷の鎖が、ジャラリと冷たい音を響かせた。

引き立てられていく先に見えるのは、狭い鉄の檻。
一段高いところに設けられたそれは、わたしたちを迎えるべくその扉が開かれていた。
おそらくあの中が今回の最終目的地なんだろう。
3等級囚に与えられている場所は、金網で仕切られているだけだ。
しかしわたしたちはこのような拘束姿で、さらに檻の中。
…これが処遇の違い。
いかに4等級囚が特異な存在だということを思い知らされる。
このような位置関係では、3等級囚から本当に丸見えだ。
こんな時こそ、全頭マスクを被せて顔を覆って欲しい、とも思う。

「入りなさい」
矢代さんは鞭の柄でわたしの背中を突っついた。
収容順はわたしが最初。
矢代さんがわたしを檻の中に押し込むように入れると、吊り下げられた鎖に首手枷を固定する。
隣の檻の中では、同じようにリサの身体も拘束されているのだろう。
様子はもう窺えないけれど、その音でわかる。
そして全ての準備が終わると、背後にある鉄扉が2つ同時に勢いよく閉められて施錠された。

矢代さんが中央の通路まで進み、勢いよく笛を吹いた。
「運動、開始!」
ピシッ!!
通路の石畳を鞭で打つ。
それを合図に、3等級囚の繋がれているブースから轟音が響く。
一斉に運動器が作動したのだろう。
真っ黒な緊身衣姿の少女囚達が、一斉にその場で足踏みを始めた。
少女囚の動きに合わせ、革が軋み、鎖が擦れる。
もちろん彼女らの口も封じられているので、聞こえるのは声にならない呻きと喘ぎだ。
複数の刑務官が監視に回り、動きの良くない者は厳しい口調で叱責されている。
矢代さんも鞭を片手に巡視に回り始めたようだ。

一方で、わたしたちの檻の中は今のところなんの変化もなく静かな状態だった。
この檻の中には運動器が設置されていないので、歩行の強制はない。
背後で監視に当たるのは葛城さん…だと思う。
気配はあるけれど、まだ一言も発せられていない。
命令があるまでは勝手に動くこともできないので、とりあえずはその状態で待機だ。

「…。」
一心不乱に運動器上で歩かされている少女囚たちの姿を、わたしは眺めていた。
矢代さんは3等級担当の中ではチーフ的な存在なのだろう。
他の刑務官にも指示を出しつつ、率先して鞭を入れている。
観月さんには一歩譲るかもしれないけれど、その迫力はなかなかのものだと思う。

…あ、また鞭が…。

特に問題があるとは言えないほどの僅かな乱れも、矢代さんは許さないようだった。
葛城さんの言う”容赦ない”という意味がわかるような気がする。
リサもここに来る前に一発打ち込まれているし…、わたしも食らいかけた。

「縄が早瀬なら、鞭は矢代さん…。わたしも見習いたいものです」
あぅ…。
背後から恐ろしいセリフが。
聞こえるように言っているとしか思えません、葛城さん…。


「今日は意外と楽だ…って思っていませんか?」
葛城さんはわたしたちの檻の正面に立つ。
こんな不自由な首手枷に、乳首には識別票を結わえ付けられている。
直射日光に照らされた緊身衣の中は、吹き出す汗で…大変な状態だ。
葛城さんにはわからないかもしれないけれど、決して楽な状態ではない。
むしろ拘束感に関しては、いつもよりもキツいとも言える。
一度4等級囚の立場を味わってみてはどうでしょうか、と突っ込みたい気分だ。
けれど、常に緊張状態を強いられて、規定の動きを強要されるあの”調教”と比較すると、
葛城さんにとってはそう思えるのかもしれない。
それだけ観月さんの鞭打ちを、わたしが恐れているように見える、ということなんだろう。

「あなたたちも辛抱強くなって、なかなか姿勢を乱さない」
葛城さんは腕を組んで溜息をつく。
「ぅうー…?」
それはどういう意味なんだろう。
思わずわたしは声を漏らしてしまった。
葛城さんの表情が厳しく変化する。
「ですが…これでどうでしょうか?」
葛城さんが手元にあるパネルに触れる。

ーーーー!!?
ぃや…ッ!

か、管理プラグの動きが…ッ!??
あ……し、しかも何か、変…??

急にプラグが強力に振動し始める。
バッテリー駆動だからと今まで気を抜いていたけれど…

おまけに、今までとは別の場所にも激しい刺激が伝わって来る。
…その場所は…、うぅ…か、固くなっている、あの、場所だ…。
気づかなかった…。いつの間に…???

「先ほどの点検時にちょっと装具を追加してみました。呼び止めておいて何もしない、
 というのもどうかなと思いまして」
葛城さんは、鉄格子越しに私に告げた。
…! あ、あれって、矢代さんからの鞭打ちを防ぐためだったんじゃ…?
確かに、ちょっと違和感を覚えたけれど…
首枷のせいで、目で確認することができなかった。
あぅあぅ!!
とんでもないところで葛城さんの意地悪が発動しちゃっている…。


「あなた達も運動を開始しましょう。もちろん4等級囚の基準で、です」
葛城さんの鞭が空を切り、わたしとリサの檻の間の通路に激しく打ち付けられた。
「もちろん、動きが乱れた場合には…私も容赦しませんからね」
今の葛城さんの目は真剣だ。
刑務官そのもの。
…一瞬の沈黙。
その間も激しく蠢くプラグが、わたしの股間の全てを責め続けている。
そしてついに…葛城さんからの命令が下される。
「…私の笛に合わせて脚を上げなさい。さぁ、始めますよ…ッ!」

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