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厳重拘禁囚 鮎川壬姫9 朝の準備&懲罰 鮎川視点編



激しく鳴り響くベルの音とともに、目を覚ました。
間髪を入れずに、定時巡回開始の号令がかかる。

わたしは、鎖に繋がれた体を起こし、昨日教えられた通りの『第一姿勢』をとる。
第一姿勢というのは、刑務官が監房棟内を巡回するときに取らなければならない、
チェック用の基本姿勢のことだ。
鉄格子に対して正面を向いた状態で独房内のベッドに浅く腰掛け、
手枷の施錠部分が確認できるように両手を腿の上に置く。
そして腿は就寝衣の短い裾から、確実に拘帯の存在が確認できるよう、大きめに広げる。
さらに足枷の鎖をピンと張り背筋を伸ばして正面を向く。
無論、巡回時間内は一切の動きも許されない、なんとも窮屈な姿勢だ。

こんな雁字搦めの規則。
今までのわたしなら、きっと反発して悪態をついていたことだろう。
でも、ここでは不思議とそんな気分にならない。
もちろんとてつもなく激しかった観月さんの洗礼も、関係なくはないけれど…、
他の刑務官から感じられる、厳しい態度の中にも人としての穏やかな温もりが
わたしの冷たく固まっていた心を、知らずのうちに解してきているようだ。
こんな気持ちは初めてかもしれない。
昨日から始まった本格的なここでの拘禁生活は、正直耐えきれるかどうかは疑問だけれど
まずは素直に頑張ってみよう、なんて気持ちになってしまう。
どうしちゃったんだろう、わたし。

昨日は簡単な身体検査と身上調査が行われた。
過去のことなんて思い出したくもなかったけれど、
早瀬さんが言うには、直に自分と見つめ合うために必要なんだとか。

そして今日は、知能検査と体力検査が行われ、
その後に調査を元にしてのこれからの処遇が決められるという。
まぁ正直、体力は別にしても、知能検査には自信がある。
成績優秀者には、懲罰的処遇を軽減…なんて特典あるわけないか。
ついつい馬鹿な想像をしてしまう。

「A01番、拘帯が確認できません」
…しまった、ちょっと気を緩めすぎた。
「 (も、申し訳ありませんッ) 」
防声具のために、上手くしゃべれなかったけれど、
反射的にスカートの裾を引き上げ、股を広げる。

わたしに注意を与えたのは、移送の時にお世話になった葛城さんだった。
移送後から昨日まで姿が見えなかったから、きっと休暇でも取っていたのだろう。
どちらかというと、早瀬さんよりもちょっと固いかな、というイメージ。
それでも移送の時の心遣いなどで、ある程度の信頼感もある。

昨日の面接中に、わたしの担当が早瀬さんと葛城さんに決定したと伝えられた。
観月さんじゃ無くて、本当に良かった。

そしてすぐに朝食が与えられる。お待ちかねの流動食。
覚悟して口をつけたが、不思議と今までよりは幾分かマシな味だ。
パックの底を見ると小さく「エビ味」とかかれていた。
次もコレでお願いしたい。

食事が終わると、いよいよ懲罰衣への着替えとなる。
葛城さんによって、拘帯をはじめ、全身の戒具が一旦外された。
装着前の5分ほどの間に排泄を済まなければならないのは、正直厳しい時間設定だと思う。

排泄が終わると、さわやかな朝のさわやかではない肛膣検査が待っている。
昨日は初めてだったのでいろいろ指示を受けたけれど、今日からは命じられなくても
自ら『第2姿勢』をとり、大人しく順番を待たなければならない。
最初に、指定の場所に先ほどまで身体につけられていた戒具を並べて置く。
身につけられていた時はあまり感じないが、手に持つとやはりずっしりと重い。
拘帯、手錠付ベルト、足枷、防声具。
自分の身体を拘束するためだけの器具を、こうして自分自身で取り扱うというのは
なんだかとても複雑な気分だ。

次にショーツ、ボディスーツ、上衣をたたんでベッド上へ。
そして布靴を揃える。

床に印されたマークに従い、両足をずれのないように置き、壁に手をつく。
それぞれ少女囚の体格に合わせてなのか、いくつかのラインがあるので、
間違えないように気をつけなければならない。
わたしが指示されたのは、ちょうど真ん中の「B号」というラインだった。
ひんやりとした両手足の感覚。
そしてこの体勢をとると、必然的に突き出す形となる無防備なおしり。
頭は肩の高さまで下げて、床の一点を見つめる。

これが、「あの場所」の検査を受けるときの、第2姿勢というものだった。
わたしは房の外で響く2つのブーツの足音を、じっと動かずに聞いていた。

「A01番、言われなくてもできてますね。いい子じゃない」
早瀬さんの声。だけど、ふりかえることは許されていない。
褒められるというのは悪い気がしないし、ましてそれが早瀬さんだから嬉しくもある。
けれど状況が状況だけに、さすがに素直に感謝する気にはなれない。
毎朝のようにこんな検査が行われるのには、意味があるのだろうか。

いや、…考えるだけ無駄だ。
これは検査と称した儀式。
わたしたちは、あらゆる場面で己が無力であるということを思い知らされ続ける存在。
権力者に対する絶対の服従、圧倒的な支配に対する完全なる隷属。
その揺るぎない事実を徹底的に叩き込まれ、そしてここでの規律が保持されるのだ。

わたしは頭の中を真っ白にするため、大きく息を吸い込んだ。

「おはようございます。 こ…、肛膣検査願います…ッ!」
気持ちを吹っ切るように、昨日教えられたとおりの言葉を口にする。
…ほんと、何をわたしはこんな言葉を大声で言っているんだろう。
顔全体が熱くなるような気がしたのは、無理な姿勢のためだけではなかった気がする。
まだまだ無の境地に達することはできそうにない。

基本的に、ここでわたしたちが許可なくしゃべっても良い言葉は限られている。
それが今の「諸検査等願い」と返事の「ハイ・イイエ」、そして
感謝の「ありがとうございます」と、謝罪の「申し訳ございません」
これだけ。
『限定語』というそうだ。
徹底した究極の「言葉狩り」だ。
もちろん限定語以外の許可なき使用は、追懲罰の対象とされている。
まだ新入房での教育期間なので、さほど厳格な運用ではないようだけれど、
しっかりと覚えておくように命じられていた。

「始めます」
これは葛城さんの声。今回は早瀬さんではないようだ。
最初に清拭と消毒。
そしてガラス棒状の検査具の挿入。

クチュ…
キュ…




「はっ…ぁぅ…」
口元を固く結んでいたつもりだったけど、思わず声が漏れる。
早瀬さんに比べて、ずいぶんと丁寧な検査をしてくれる。
平たく言うと、出し入れの回数がかなり多い。
塗られた潤滑剤が多かったのか、恥ずかしい音が繰り返される。
これに何も感じなくなってこそ、一人前の囚人となれるのだろうか。
それもなんだか悔しいけれど。

時間にして数十秒後、検査を終え、潤滑剤を拭った葛城さんが続ける。
「A01番、異常なし。第2姿勢解除。懲罰衣への更衣を命じます」

わたしは痺れを感じた身体を起こし「ハイ」と返事をし、用意された「懲罰衣」を広げた。
緊身衣と違い、これは自分で着用できるような構造になっている。
だけれど、昨日初めてこれを身に着け一日を過ごした際に体験したのは、
緊身衣と同等のきわめて強い拘束感だった。

「更衣終了後、第2姿勢を保持してください」
「ハイ」
…懲罰衣を着終えたあとに待っているのは、もちろん管理プラグの挿入。

わたしは最初に「脚衣」と呼ばれる特殊形状の黒いタイツを穿く。
かなり厚手で伸縮性のある生地。鈍いゴムのような光沢感もある。
特殊というのは、そのタイツには靴底があり、それ自体がブーツとして機能すること。
脚全体が覆われることにより、緊身衣着用時と同じく、下半身への鞭打ちも可能とされる。
そしてもう一つ、ちょうど股当ての部分に、開口部が設けられているということだった。
その開口部の役割については、語るまでもない。

続けて「上衣」を身に着ける。
これは革で作られた長袖のハイネックレオタード状の服。
股の部分はタイツ同様に開口部が設けられ、乳房の部分も開閉ができるようになっている。
わたしは目を瞑り、背中のファスナーを一気に引き上げた。
装着の完了。

わたしは再び第2姿勢をとって、次の指示を待った。

「装着確認。管理プラグ挿入。少し力抜いてください」
今度は早瀬さんの声。
そして間髪を入れず、脚衣と上衣の開口部を突き破り、ゆっくりと2本の挿入具が進入してくる。
「口開けてなさい」
「…ッ…ぁうっぅぅ………」
何度経験してもこのときばかりはだめだ。
意に反して、どうしようもなく情けない喘ぎ声しか出てこない。

深々と突き刺さったプラグが固定された。
移送中などの屋外とは違い、房内では管理プラグに直接通電されるため、
股間からは電源供給用の長いコードが伸びていた。
そして上半身を縛めるハーネスを施され、管理プラグの固定ベルトに連結される。
ハーネスで絞り出された胸の部分は、大きく開かれて乳首まで露わにされた。
識別表がそこに結わえ付けられる。
これが懲罰衣の基本装備とされた。
手足枷や首枷、防声具などの戒具は、懲罰場所や内容によって異なったものが使用される。

わたし第2姿勢を崩さずに、それらが身につけられるまでひたすら耐えるしかない。
「拘束します。前向いて」

早瀬さんがわたしの左手首を、葛城さんが右手首を、
それぞれ壁に鎖で吊られた鉄枷にしっかりと嵌める。
続けて両脚も広げられたままでの鉄枷による固定。
入所時に体験したバンザイ状での拘束だ。
もちろんちっとも喜ばしい状態ではない。


わたしの身体が厳重に拘束されたことを確認すると、早瀬さんたちは房の外に出た。
「全員懲罰衣着装完了ー!」
よく通る号令が響く。
どうやらわたしが最後だったらしい。
「各囚、呼び出しがあるまで現状のまま待機せよ!監視懲罰体制開始ーッ!」
つまり調査の準備が整う間での間、このままの格好でいなさいとのこと。
…昨日と同じなので、この後何が起こるのかもわかっている。
わたしは股の下から伸びる電源コードに目を落とした。

わたしたちは移送中と同様、監視カメラで常に動静をチェックされているらしい。
許容を超えた動きに応じて、管理プラグが激しく作動し、それを抑制する仕組みだ。
しかもここでは、断続的に電源が供給されている。
そのため、常にプラグが脈打つように、ゆっくりとした膨張と収縮を繰り返している。
前も、後ろも、2本とも。
このような「機能」まであるなんて、知らなかった。
…ッ、このプラグを考案した奴の脳内は、きっと狂っているに違いない。

ぷしゅー…
ぷしゅー…。

微かな圧縮空気の漏れる音が、股下から聞こえる。
一定リズムでの律動。
無慈悲にわたしの中を責め続けるプラグ。
その、いつ「暴発」するかもわからないモノをくわえ込まされる恐怖感。
単なる待機中にもかかわらず、こんな厳重な管理下に置かれなければならない屈辱。
でも、こんな懲罰衣姿のわたしには、ただひたすら耐えることしかできないんだ。

「いゃぁあっぁ…!はぁぅっッ……!」
離れたところからの、突然の喘ぎ苦しむ声。
他の独房に収容されている少女囚だ。
早速プラグが作動したのだろう。
まだ5分と時間がたっていないのに。
- A04番 1回目の 懲罰を執行しました 姿勢を崩さぬようにしてください -
同時に自動音声が流れる。
腹立たしいくらい丁寧な言い回しが、澄んだ女性の声で読みあげられた。

「ぁぁぁ…ぅ…ン…ーッ!!」
「ひぁ…ッ!!!! いやぁぁぁぁぁッ!!」
作動音の機械的な低周波が、不気味に反響する。
そして、少女囚が漏らす、涙混じりの喘ぎ声。

このときに防声具が嵌められない理由がわかるような気がする。
お互いのこうした喘ぎ声は、被虐感を煽る最高のサウンドになる。

…くやしいけれど、昨日は、わたしも何回も懲罰執行を受けた。
言葉にならない声をあげて、喘ぎ苦しんだような気もする。

監視カメラの設定はかなり厳密らしい。
わたしの経験上では、5~6cmの動きでも反応する。
つまり、ほんの少しの動きというのも許されないということだ。
はっきり言ってしまえば、行動の抑制ではなく懲罰執行が主目的ではないかと思う。

わたしは再び両脚に力を込める。

ぷしゅー…。
ぷしゅー…。
ぷしゅー…。



はあうッ…。
だめだめだめだめだめッ!
このプラグの動きは、どう考えても犯則的だ。

「…ーぁッ…!!!!」
しまった。
あまりの刺激に耐えかねて、一瞬右足が浮き上がり、指定場所からずれてしまう。
目測で約5cm。
作動ギリギリのラインだ。
…くそッ!
わたしは固く目を閉じて覚悟を決める。
もう、来るなら来い…ッ。

「ぅぅぁ……い…ゃぁあッ!!!!」
少女囚の喘ぎ。
また繰り返される懲罰。

全く。
こっちは必死で耐えているのに、お構いなしだ。
だけれど。
確かに、一度姿勢を崩して懲罰を与えられてしまうと、その後は…。
…それは昨日で十分経験済みだった。

あんな情けないことはない。

わたしの呼び出しはいったいいつになるのだろう。
時間の進み方が、本当に腹立たしいほど遅い。
そのうえ全身に痒さを感じ始めている。
空調などない密閉状態に近い監房内は、気温もかなり上がってきている。
ブーツ状のタイツに包まれた足先は、特に蒸れ感が酷く、じっとしているのも辛い。
小刻みに指先を解すような動きで気を紛らすけれど、根本的な解決にはならない。
くぅ……ッ!
こんなものを履かされたら、こうなるに決まっている…!

…   ぷしゅー。

… ぷしゅー。


…だめ…、やっぱり痒い…ッ!!
結局わたしは耐えきれず、指定場所から足を動かしてしまった。
足枷の鎖がジャラリと音を立ててずれる。

ピピッ。
短い警告音が響く。
…これは、もうアウトだ。

瞬間、わたしの中の装具が猛烈な音とともに振動を始めた。
粘膜に吸い付くように膨張しきった状態で、わたしを掻き乱す。
振動はさらに勢いを増し、膣具に至っては、続けて複雑な動きを始めた。

あああぁッ!!!
やっぱり今回も耐えきれなかった…ッ!!

振動は強弱を繰り返しながら執拗に続く。
吹き出す汗。
猛烈な刺激に全身を激しくくねらせて悶えるが、手足に繋がれた鎖が邪魔をする。

だ…だ、め…。
うう…
はぁう…ッ!!!
目の前が青白く点滅をし始める。
鼓動は限界まで高鳴っている。
あぁ。何かが、来る。
もうわたしは、身体を仰け反らせてそれを受け入れるほかない。
一つの光点が、突如として爆発し、全身を奔流のように飲み込んだ。

「い…いやぁぁぁぁぁ…ーッ!!!」

意に反し、口が開く。
わたしの絶叫が、監房の内外に響き渡る。

- A01番 1回目の 懲罰を執行しました 姿勢を崩さぬようにしてください -
忌々しい自動音声。
「はぁッ…、…ッ…!!」
自分の不甲斐なさと、懲罰執行の悔しさで頬が濡れる。


そして一瞬の静寂。

…  ぷしゅー。

…  ぷしゅー。

プラグの鳴動が治まり、また通常の動きに移行していった。

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