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厳重拘禁囚 鮎川壬姫28 4等級棟 ミキの妄想と葛城刑務官の嫉妬編

28

…。
…。
あれ…??
リサ…どうしたの?
そんな恰好をして。
まるで早瀬さんや葛城さんみたい。変なの。
あなたってちっちゃいから、ブーツが膝まで来ちゃっているし、だぶだぶ。
いつもの囚人服は、どうしたのかな?
あぁ、そうか、今日はコスプレ懲罰なんだね。

でも、刑務官の服を着せられちゃうなんて…。
そういうのもアリなのかな。
これは誰の趣味なんだろう。
わぁ、腰には鞭までつけている。
うんうん、本格的だね。
そういえば、早瀬さんや葛城さんはどうしたの?
あなた一人でこんなことしていたら、きっと怒られちゃうよ…。

「巡回時刻だというのに、第1姿勢もとらずにいるとは…貴様良い度胸をしているな」
え?
ちょっと、リサ、冗談やめてよ。
その口調はまるで観月さんじゃない。
ぷぷっ。
おかしい。
あなたのその顔には本当に似合わないなぁ。
やっぱりリサは、はぅはぅ言っているのが一番しっくりくるのに。

「何を笑っている?A01」
だ~か~ら、もうやめてって。

お姉ちゃん~。
はぅ~。

でしょ、あなたは。
「ちょっと、リサ、何の冗談…………ッ!?」


ピシィッ!!!
ピシィッ!!!!!

痛ッ!!
何?鞭…ッ?!
やめて、リサ、何、コレ!?
ちょっと、わたし、まだ懲罰衣着てないよ!?
やめ、…わぁッ!

ピシィッ!!!


「…貴様に私の名を呼ばれる筋合いなどない」
っ…、リサ?
…え、え???
何?これ?
ええ?
何が、どう……?

「……。……ゴメンね、お姉ちゃん。もう今の私とお姉ちゃんとでは、立場が違うの」
…うそ、そんな…。
そんなことって…。
だって、あなた、わたしと一緒に懲罰に耐えるって、そう言っていたじゃない。
お姉ちゃんと一緒だからがんばれるって、確かめ合ったじゃないッ!?

「…私はここの刑務官。そしてお姉ちゃん………いや、貴様は厳重拘禁囚。それが現実だ」
ま、待って、そんな話聞いてないッ!
うそ、うそって言ってよリサ、ねえ。
お願いだからッ!!
わたしは、あなたのお姉ちゃん、でしょ??
はぅ~って言いなさいよッ!
涙目になって、わたしに寄り添ってきてよ!!

「……立てッ!A01! 尻を突き出せッ! 肛膣検査だッ!!」

ピシィッ!!!
ピシィッ!!!!

い、いやぁぁぁぁぁ…ッ!!!!

「……さぁ壁に手をつけ」
やだやだやだ…ッ!
だって、あなた、リサでしょ?
ねぇ、お願い、そんなことやめて。

くちゅ。
あ、あぁ…。
こんなに辛いこと…。

くちゅっ。
ぁ…ン…。
あ、あなただって…。

ぐちゅぐちゅっ。
う……ッ…はっぁぁ…
耐えきれないって…

ぐちゅっ、ぐちゅっ。
くぅ…ッ…!
い、言ってたじゃない…。

「リ、リサ…」
「その名で呼ぶなッ…、そうか、貴様はまたこの鞭を味わいたいようだなッ……!?」

ピシィッ!!!

いやぁぁあぁぁぁーッ!!!!







がばっ。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

やっぱりそうきたか…。
最悪の目覚め。
確か昨日は良い夢が見られそうなんて…そう思って横になったのに…。
この現象もリサの引き起こしたカオスの影響に違いない。
うぅ…。ひどすぎる。
あのリサが、わたしの担当刑務官に…。
しかも肛膣検査まで…。

それに…。
わたしは拘帯に包まれた部分をそっと撫でて確かめる。
…。
じんわりと、とっても熱い。
この下は大変まずいことになっているのではないでしょうか。
もちろん、それ以上は手を挿し込むことは禁止。
だけど、朝の検査で、わかっちゃう…。
でもでもでも、今のは夢の中の話だし、不可抗力だから…。

うぅ、そんな言い訳って、早瀬さんには通用しなさそう…。
葛城さんなら、…なおさら。

あぁぁ!
わたしの馬鹿!
そして夢の中だけどリサの大馬鹿!!!
昨日の時点で追加懲罰が決定だっていうのに、この始末。

ジリリリリリ

…あぁ、終わった。
起床ベルだ…。
もうわたしはまな板の上の鯉、ゴム寝台の上の囚人になるしかないのですね…。

「囚人は全員起床ーッ!!速やかに寝具を整頓、第1姿勢維持で巡回を待て!」
今のアナウンスは誰だろう。
…もうそんなことを考えている余裕はない。
とにかく、まず整頓だ。

…。
…。
…。
ガチャリ。
「A01番、鮎川壬姫さん」
「は、はひぃ」
簡単な返事のはずなのに、思いっきり噛む。
今日は葛城さんだった。
…リサじゃなくて本当に良かった。

さすがに3日連続早瀬さんというフェイントはなかったらしい。

「ど、どうしたんですか。様子が変ですよ…とりあえず姿勢には問題なしですが」
葛城さんが不思議そうな顔をしながら、独房の中に入ってきた。
初っ端から自爆。
どうしてわたしはこうも要領が悪いんだろう。

「寝具の畳み方もOK…と。それでは戒具を見せてもらいます」
初めての葛城さんからの一発合格。
だけどやっぱりそれどころじゃない。
朝の戒具のチェックはかなり入念だ。
鎖やベルトの緩みはないか、破損はないか、じっくりと改められる。

もっとも、こんな頑丈な鎖などどう頑張ったところで壊せるようなものじゃない。
だからこれも一つの儀式のようなもの。
手の鎖、足の鎖、枷の施錠部分、肌との擦れ具合。
葛城さんは早瀬さんよりもずっと丁寧に、一つずつ指差し確認していく。
うぅ、この時間ももどかしい…。

ついに点検は拘帯に及んだ。
金属の枷と違い、革という比較的伸縮が可能な材質なので、その気になれば
ずらしたり、中に触ったりも不可能ではない。
だけど、だ、大丈夫…ッ…。
いつもは位置がずれていないかを目視確認されるだけ…。
少しでも時間を稼いで、”乾く”のを待たなくちゃ…。

「位置確認よし、腹部ベルト異常なし…はい、発声許可。少し楽にしていいですよ」
良かった…。
努めて平静を装った成果だろう。
「あ、ありがとうございました」
わたしはふぅと溜息をついて、葛城さんに礼を述べる。
うん、自然だ。
「それでは戒具を外しますね。すぐに肛膣検査に入りますので準備して」

ぐふ。
そうだった。
一難去ってまた一難。
…もうだめかも、わたし…。
とにかく上手い言い訳を考えよう…。
そうだ、そうしよう…。
…。
えーっと…。

昨日の夜は暑かったので汗をいっぱい…。
だめだ。涼しかったし。

はぅ、気づきませんでした~。ちょっと漏らしちゃったのかも…。
だめだめだめ!これだと余計に懲罰対象だって馬鹿ッ。

昨日はお風呂でしたから、きちんと石けんが拭き取れていなかったのですね。
…。うん、これでいこう…。
あぁ、でもそうすると昨日身体を拭いてくれた観月さんに…。

「ミキさん?ちょっと動きが遅いです。早くしなさい」
はぅ!!
あぁもう、リサの口癖までうつってきちゃったし…。
とにかくチャカチャカ動かないと…。

わたしは自分の枷と就寝衣を揃える。
葛城さんの目が光っているので、特に入念に。
…思ったより、アレはショーツには付いていない。
ボディスーツのホックを外されたときも、特に何も言われなかったから、
ひょっとしたら大丈夫…かな?
うんうん、そうに違いない。

少し心拍数が落ち着いたのが自分でもわかる。
そしてわたしは第2姿勢をとった。

B号のラインに手をつき、足を広げ、オシリを突き出す。もちろん全裸。
今日は、義務づけられた通常の肛膣検査。
それに検査するのは葛城さん。
…なんだか残念な気分になるのはどうしてだろう。
いやいやいや。
今はそれどころじゃないんだってば…!

「はい、始めます。口開けて力抜いてください」

…。
…。
…。
くちゅ。
…。
くちゅ。
…。

「…。うーん」
どき。
葛城さんの指が止る。
…ど、どっちにも入ったままなのですが…。

「ねえ、ミキさん」
「は、はい…な、なに…か…」
まずいまずい…。
やっぱりこれって異常あり、なのですか…。そうですよね…。

「やっぱり私よりも早瀬の方がいいですか?」
「ふぇ?」
ああ、もう!
だから「ふぇ」ってなんなのわたし!
…、
…、って、ええ??

「い、いえ、何でもないです。ただ、早瀬が…ミキさんは『肛膣慣れ』してきていて、
 なかなか良い感じに緊張が解れてくるって言っていたものですから」
詰め所でそんな会話があったのか。
まったく、何を喋っているのだろう、早瀬さんは。
つまりわたしは、すっかりこの手指での辱めを悦んでいると…。
いや、実際そう…。
っていうか、それはどういう意味なのでしょうか!
「私では気持ちよくありませんか」
「そ、そんなこと…」

…待って。
コレって検査とはいえ一種の懲罰だし、
気持ちよいとか口走ってもいいんだろうか。
だけど、逆に葛城さんよりも早瀬さんの方が上手いとか、そんなことも言えるはずない。
「リサさんは、さっき、はっきりと『早瀬が上手い』と教えてくれました」

あぁぁぁぁ。馬鹿リサ!!
夢でも現実でも大馬鹿!!
あんた何てことを!
はぅはぅ!

「は、早瀬さんは、その、なんというか、昨日のこともあって…」
…って、
わわわわ、わたしまで何を!
馬鹿馬鹿!
「そう、やっぱりね。ポイントがどうとか言っていたのはこういうことか。…はぁ、
 でも私も負けませんからね。この技術まで早瀬に後れをとることは悔しいので」
葛城さんはそう言うと、私の”中”に入ったままの指に再びグッと力を込めた。
…あ、…。

くちゅ。
くちゅっ…。

あ…あぁ…ッ…。

「申し送り事項、A01は規律違反を犯し、本日は追加懲罰確定…ですよね」

くちゅっ。
くちゅっ…!

あ…、ふ…ぅぅぅ…ッ!

早瀬さんばりに耳元で囁く葛城さん。

申し送りがあったのか…。いや、当たり前だけど…。
「早瀬は今日は休み。だから、私でどうぞ」

葛城さんの手の動きが速さを増す。
くちゅっ。
くちゅっ。
くちゅっ。
…。
…。
…。
あぁぁ、だ、だめ、うそ、きちゃう。
だって、コレって検査、ですよね?
今までこんな、ぅ、ぅう、だ、だめ、葛城さん…ッ!

「は…………ぁぁぁぁぁーーーーぅッ…ああああ!!!!」
…。
…。
…。
わたしの、馬鹿…。
ついに葛城さんにまで…。
うぅ…。

「はい、異常はあったけれど異常なしということにしておきましょう」
…しかもやっぱり知っていたのですか。

絶対に、早瀬葛城コンビはライバルの振りをしたグルだ…。
そしてその黒幕は観月さん…なのかな。
なんなのでしょうか、ここは。
いや、厳重拘禁棟なんだけど。

うぅ、完全に弄ばれているわたし…。
こんなに複数の人から苛められるのって、
…。
…。
学校での苛めに比べたら、とっても嬉しい…かも。

まてまてまて、ちょっとまって。
わたしまで、変。

「別に早瀬と張り合うわけではないけれど、わたしにとってもあなた達は初めての担当囚。
 やっぱり良い関係を築きたいですからね」
葛城さんは、そう言いながらそっと挿し入れたままの指を抜いた。
そう思ってもらえるのは有り難いけれど…。
けれど…。
あれ?
その後が思い浮かばない。
やっぱりわたしも、嬉しいのかな…。

「さ、少し時間をかけちゃいましたね。一旦リサさんの巡視をしてきます。それまでに
 囚人食を片づけて、排泄をすませておいてください。懲罰衣を着ていると、なお良し」
そう言い残して葛城さんは鉄扉を閉めて出て行った。
再び静寂の中に一人残されるわたし。
全身の力が抜け、冷たい床にへたり込む。
…。
なんだか凄いことになってきちゃった…。

でも、これは前向きにとらえるべきかな。
刑務官に気に入られるというのは、悪いことじゃない。
ここに来て、その方法は……だけど、初めて優しく扱われるという喜びを知った。
それだけに、わたし自身も本心からそれに報いようという気にもなる。
…これもここに入った囚人に対する、更正プログラムの一環かもしれない。
それでもいい。

辛い懲罰と厳しい規律に縛られた生活。
そのような中、僅かに許された甘い悦び。
今のわたしは、それを全身で受け止めることだけを考えよう…。


あ、リサにも教えとかないと。
変な勘違いして、はぅはぅしだしたら厄介だ。まったく。
それと、もう夢に出てくるなとも付け加えなくちゃ…。

はぅ…。


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